SSブログ

羊と鋼の森 [映画]

89541c97203b181b (1).jpg

■2018/6/9鑑賞@TOHOシネマズ川崎。今年52本目の邦画23本目。

■9月に入って6月の感想って馬鹿か?と思われますよね。大変ご無沙汰しております。それほどの期待値もないというのは覚悟の上ですが、特に9月に入って私事(楽しくないほう)でバタバタしていたというのは言い訳です。

■北海道の過疎地域で育った高校生の外村(山崎賢人)は、教師に体育館に来る調律師・板鳥(三浦友和)のアテンドを頼まれる。そこで調律の世界の奥深さを知り、将来何の目標もなかった外村は東京の専門学校に行き、卒業後板鳥の所属する楽器店に就職する。そこで出会った先輩・柳(鈴木亮平)や、顧客のピアニストを目指す姉妹(上白石萌音・上白石萌歌:本当の姉妹)と触れ合いながら成長する話。

■かなり良かったし、上白石姉妹の連弾なんて結構な眼福。ただ原作の宮下奈都さんの小説は本屋大賞を獲ったくらいなので、エピソードのボリュームが若干足らなかった気がして、初見の時にFBで書いた。そしたら映画業界にいる先輩たちから、「あんなペナペナな原作でよくここまで出来たよね」的な反応を頂いた。その時は原作を読んでなかったのでそんなもんかなとは思った。

■鑑賞後いろいろあって一ヶ月後に原作小説を読んだ。面白かった。とても豊穣な小説だ。ただ映画にするにはストーリーの展開にダイナミズムはないかなとは思った。でもね、原作は小説の形を借りた豊穣な詩なんですよ。映画化するならメジャーではなくて、別のプロトコルでマイナーで公開するのが幸せだったのかなとも思う。

■まあでも予算規模を考えるとそれも無理か。面白い映画なので、是非レンタルか配信で。

nice!(5)  コメント(2) 
共通テーマ:映画

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。