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竹内まりや「souvenir 2014」@ゼビオアリーナ仙台 [ライブ]

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■2014/11/29参戦。前のエントリ「竹内まりやとわたくし」でも書いた通り、人生初のまりやさんライブで、東京でチケットが取れなかったので仙台まで遠征した。もちろんこんな酔狂に付き合ってくれる人はいないので、またぼっちです。仙台は大学時代を過ごした土地なので土地勘はある程度ある。でも会場はゼビオアリーナ仙台、って知らんがな。オレが仙台にいた時にはなかった施設で、仙台の市街中心地ではなく、南部の長町駅が最寄り駅。ってそんなの仙台在住経験者以外には何のことやら、だとは思うけど。

■本年ライブ参戦は3回めでそのうち2回は地方遠征。しかも今年はこれでたぶん終わり(友人頼みの年末のサザンの年越しライブのチケットが回ってこなければだけど)。なので気合十分。午前中には仙台に着いてしまいました。ライブは6:00PMからなのに。仙台に来るのは2年ぶりなのだけど、とくに東口がかなり工事中だし、オレが住んでた約30年前とはかなり変わっている。西口駅前のペデストリアンデッキは健在だけど。

■前置き長過ぎて申し訳ありません。達郎さんの今年のツアー以降、ダフ屋対策で入場には本人認証がマストになってます。なので入場に時間が掛かるのは仕方ないし、運営側も試行錯誤しているだろうけど、もう少しスマートな方法が見つかればいいなと思う。で入場して思ったのだけど、達郎さんのライブは男性比率が高いのだが、今回は男女比推測4:6くらいで女性が多かった。ま、女性に共感されるまりやさんだからある意味当然だけど。

■それよりびっくりしたのが客層の年齢。達郎さんのライブの観客平均年齢は推定45歳前後だけど、体感的に今回は+5〜10歳くらい。若い女性にも支持が多いと思っていたのだが。自分の席の周りで言うと、over60のグループ(今回チケットは1申込4人がMAX)が目立った。失礼ながらその辺の年齢層の方がチケット取りの巧者とはあまり思えない。なんで、イープラスの抽選(今回イープラス限定)はゴールドカード決済の人優先じゃないか、と思わず妄想してしまった次第です。

■やっと本題に入ります。まりやさんの全国ツアーはなんと33年ぶりとか(2010年は東京と大阪のみ)。6会場9開催なので難易度は達郎さんのライブより遥かに厳しく、たとえ遠征とはいえチケットを取れたのは僥倖としか言えない。そして、バックバンドは達郎さんのツアーと完全一致。MCでまりやさんが「私のツアーに来たらもれなく達郎がついてきます。お得でしょ?」と言ってたのだが確かに一粒で二度美味しい。でも、まりやさんのツアー、達郎さん以上に超プラチナなんですが。

■オープニングからしばらくは、30年以上前の昔レコードで聴いていたまりやさんの声が生で聴けるということで最初から目頭がじんとしていた。楽曲はもちろんのこと、バックバンドのリズムセクションがすごく良かった。ドラムの小笠原くん、ベースの伊藤さん、ギターの佐橋さん(MCで奥様・松たか子のご懐妊でいじられてた)の作り出すリズムのグルーヴが凄すぎて。まりやさんの既存の曲に別なパワーを与えていた。

■達郎さんのライブと違い、ネットでのセットリスト暴露禁止令はなかったのだけど、あからさまにはできない。以下部分的に。最初の休業前のヒット曲はほぼやっていた。愛着があるんだろうな。新作『TRAD』に収録されている『たそがれダイアリー』はCDで聴いた時はあまりピンと来なかったんだけど、ライブでの物凄いグルーヴ感。それ以外も『Sweetest Music』の強烈なドライブとか、今更ながらバックバンド、そしてバンマスの達郎さんの力がいかに凄いかと。

■もちろん、まりやさんの神に与えられたかのようなヴォーカルとチャーミングなパフォーマンスにはやられっぱなしだったので、ほぼ半泣きで聴いてました。

■セットリストに関して若干不満足なところは正直あった。オレが好きな『もう一度』『恋の嵐』『カムフラージュ』(まりやさん唯一のシングルチャート1位)『スロー・ラブ』とかが演奏されなかったところ。まあ、まりやさんのファンの女性は、マイナーコードの『シングル・アゲイン』『駅』とかが好きらしいので仕方ないけど。気になったのでネットで過去ライブのセットリストを調べたのだけど(ビバネット)、そもそも『もう一度』『恋の嵐』はライブでやった記録がない。『カムフラージュ』はライブアルバムにも収録されているので昔はやってたみたい。ま、まりやさんのファンって女性が過半数だと思うので、女性の感情に寄り添った歌詞の曲が上位に来るのはまあ当然かと。

■大満足のライブでした。CDでは気付かないが、ライブでのまりやさんのヴォーカルは結構こぶしが効いている。その辺も含めて、やはりまりやさんは歌謡曲の正当な後継者の数少ないひとりだと思う。今の邦楽チャートのトップ10とか、昭和の歌謡曲の残滓もない。若手にもこういう人がもっと出てきて欲しい。

■是非また行きたいけど、来年以降もまたツアーが開催されるのだろうか。


山下達郎「Maniac Tour ~PERFORMANCE 2014~」@新潟県民会館 [ライブ]

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■今回少しだけネタバレあります。これからライブに行く方はご注意。

■最近ライブにあまり行ってないので、なんと今年2回め。お正月の「杉まつり」以来。2014/08/08参戦。山下達郎さんのツアーでは、2008年以降3シーズン謎のチケット当選神通力を誇っていたオレ様ではあったが、前回はダメで松江の先行無抽選、今回は首都圏の抽選に外れまくりようやく新潟県民ホール公演に当選と、神通力が落ちてしまった残念な現状。

■今回の競争の激しさはある程度予測はできてました。「今までに演った曲がない曲主体」っていうアナウンスと、開催会場が絞られていたこと。わたくし首都圏在住で、いつものツアーでは埼玉・千葉・神奈川は当然あるんですが、今回は首都圏は東京のみ。そりゃ取れませんぜ。FCに入っている人も今回厳しかったらしく、某mixiのコミュで、FCに入っているのにチケが取れないのは許せない!FCや事務所、イープラス(今回はイープラス独占)にクレームする!という声が多数だったけど、そんなに狭量でどうすんのよと少し呆れた。年会費5000円程度(まあ安くはないけど)でプラチナチケットが確保できると考えるほうがおかしいじゃん。

■3次抽選で新潟になんとか当選。という訳で前回の島根に続きぼっちツアー敢行。島根と比べ新潟は2時間かからないので楽は楽。新潟は今まで仕事で1回、プライベート(=競馬:爆)で2回と馴染みが薄い。せっかくなので週末を挟み泊まりで行くことにした。

■午後新潟着。宿にチェックインだけしてその後会場の新潟県民会館に向かう。金沢もそうなんだけど、新潟もJRの駅と繁華街は結構距離がある。しかも新潟県民会館はさらに離れているのでバスで行くしかない。正直アクセスはあまりよろしくない。帰りは長蛇の列でタクシーに乗って帰るしかなかったし。会場自体は1600席程度と結構コンパクト。取れた席は2階の一番後ろという最悪(3階はない)だったのだけど、十分楽しめた。

■今回からダフ屋や転売ヤー対策のため導入された、入場の際の本人認証システムだが、早めの時間に行ったのですんなり通った。が、開演直前は長蛇の列だったので、仕事帰りに行くのにはちとキツいかも。しかも、基本的にチケットを買った本人が同行しないと善意で譲ることもできないので、この辺は今後の課題。

■以降若干のネタバレ。「普段ライブでやるような曲はほぼやらない」という事前の宣言通り、メジャーな曲はほぼ演奏しなかった。知人ヤング女子大生はこの後別の会場で行くらしいけど「セトリ見たら知ってる曲が3曲しかなかった」と嘆いていた(しかし行く公演での席は前から3列目らしい。悔しい:笑)。彼女のような若いファンや、達郎初心者にはちとムズいツアーかも知れない。実際、いつも必ずやる最大のヒット曲「クリスマス・イブ」やブレイクした曲「RIDE ON TIME」を本当にやらないのだ。その代わりってわけじゃないけど、今まで聴けなかった「あまく危険な香り」「世界の果てまで」などの珠玉のマスターピースを演奏してくれた。

■「あまく危険な香り」について。これは30年以上前の曲で、ライブ盤『JOY』には収録されているので、以前やったことがないわけでもないが、この数年のツアーではまったくやってなかった。この曲は「達郎節」とも言うべき代表的なリズムパターンが特徴。菊地成孔言うところの、「デッデッツデッデ、デッデッツデッデ」です。他の曲でいうと「街物語」とか、編曲だけど奥様の「プラスティック・ラブ」とかね。この曲をライブで聴くのは夢のひとつだったので、思わず落涙しましたよ、ええ。毎回達郎さんのライブでは涙ぐむオレではあるが。歳のせいとか言うなよ。

■マニアックツアーなので、本編ではお馴染みの曲はやってないが、バランスの関係かアンコールではいつもの曲連発。なんでクラッカー持っていったほうがいいです。できれば通常のツアーと隔年で開催して欲しい。なんせ300曲以上発表しているので、今回のツアーでも期待したけどやらなかった曲が結構あるし。でもこんなライブができるのは「マニアック」なファンを大勢抱えた山下達郎ならではですね。

■あと、MCではまったく触れなかったが、演奏中に昨年末急逝した大滝詠一さんの曲のフレーズが何箇所かに散りばめられていた。達郎さんらしいナイアガラ・トリビュートでした。

■という訳で大満足でしたが、以下、達郎さん本人には全く関係ないけど苦言。回りの客で演奏中にスマホやタブレットを使ったり、あげくの果てにはICレコーダーで録音してる奴とかいてげんなり。チケット代払えば何やってもいいってもんじゃないだろう。新潟の客層が悪いとは思いたくないけど。

■ライブの感想は以上。ついでに新潟を若干観光しようかと思ったけど、台風来襲で「新潟まつり」のいくつかのイベントとかは中止になったものもあり、若干の食べ歩きのみ。以下、新潟に親の実家がある友人に教わった地元の店ふたつ。

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■地元で人気のラーメン屋「三吉屋」。スープが絶妙だけど、麺固めで頼んだほうがいいかも。

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■新潟名物?(「ケンミンSHOW」で見たことある)の「みかづき」のナポリタン。焼きそばの上にトマトソースが掛かっているという珍妙な食べ物。ジャンクだけどそんなに悪くはない。

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■あとせっかくなので(?)最後に新潟競馬に行きました。ええ、負けましたけど何か。


お正月だョ、全員集合!吉祥寺の杉まつり2014@吉祥寺Star Pine’s Cafe [ライブ]

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■2014/1/3参戦。時期的に大滝詠一さん逝去直後だったので追悼ライブかと思ったのだが、実際は杉真理さん主催で毎年年初にやっているライブのようだ。オレは知りませんでしたが。でも、初めて来てみようと思ったのは確かに大滝さんの逝去からすぐに、ナイアガラトライアングルの5ピースのうち2ピース、杉真理さんと伊藤銀次さんが出演すると知ったことが大きい。大滝さん逝去の報を聞いて以来、ぐらついてる自分の気持ちが少しでも落ち着けば、というのもあった。

■しかし、吉祥寺は10年ちょい前は諸事情があって時々行ってたのだが最近はとんと行かない。昨年吉祥寺バウスシアターで掛かってた「演劇1・演劇2」を観に行って以来なのでだいたい一年ぶり。多摩川沿いのオレの家からでは、(実際はそうでもないけど)遠いっていう感覚が強いし、特に昨年3月の東横線−副都心線直通運転開始後、東横線と井の頭線の乗り換えが東京駅での京葉線への乗り換え以上に酷いことになってるので二の足を踏みそうになる。

■まあそんなことも言ってられないので向かう。しかし、このタイトルのダサさが杉さんっぽいよなあ、昭和的で。会場のStar Pine’s Cafeは初訪問。開場時間ちょい過ぎに着いたのだけど、やはり客層はオレも含めてアダルト。でも、会場のキャパが大きくないということはあるけど超満員でした。

■前述のとおり大滝さんの追悼ライブというわけではないけど、開演前のBGMは大滝さんのロンバケ以前の曲ばかり。スケジュールドなんだけど大滝さんの追悼ライブにしよう、という主催者の意志を感じた。

■ライブは、80年代に青春を過ごした人間にはほとんどタイムスリップしたような感覚。変な話、「ライブハウスでのフェス」みたいな感じなので出演者がやたら多いし、演奏は全49曲で延べ5時間45分。体力的に正直きつかったが(立ち席だし)、出演の男性陣は大部分オレより年上なので弱音も吐けない。ま、正直あまり興味のない演者の時は陰で休憩したけどね。

■杉真理さんのライブは、遥か30年前の学生時代に仙台で一度行ったことがある。でもそれ以外は、一度行きたいと思ってたけど行けてなかった伊藤銀次さん、松尾清憲さん、元L⇔Rの黒沢秀樹くん、THE 東南西北の久保田洋司くんのライブを観れたのは楽しかった。久保田くん結構変だったけどね。女性陣も、遠藤響子さんて誰かと思ったら、「輝きたいの」の遠藤京子さんだったりとか、野田幹子さんとか、新鮮な驚きがありました。これでチケ代5000円は正直安い。

■故人へのメッセージも。以前はこの「杉まつり」に参加されてた須藤薫さんの追悼コーナー(各人が薫さんのカバーを歌う)、や、かしぶち哲郎さんの作詞曲を松尾清憲さんが歌うとか。圧巻は銀次さんの「君は天然色」のカバー。大滝さんはロンバケ以降ほとんどライブをやってないので、生オケで大滝さんの曲を聴くのは初めてでした。良かったなあ。

■いいライブだったと思います。前を向いて生きていこうというメッセージを、押し付けがましくなくふんわりとした感じで伝えてくれてた。ただ5時間45分はさすがにキツい。達郎さんのライブの1.5倍くらいだし、フェスのように自由にミュージシャンを選択して休めるという訳でもないので。ごめん、運営陣ちょっと考えて。

山下達郎 PERFORMANCE 2013@島根県民会館、と初山陰旅行記 [ライブ]

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■2013/9/18参戦。達郎さんのツアーは4回連続参加、なんだけど今回はわたくしが住んでいる首都圏でのチケットは全く取れず全敗。友人達と一緒に行こうと話していたのだけど。諦念でチケットぴあのサイトを見ていたら、島根県民会館では先行無抽選だって。一瞬逡巡しましたが取りましたよチケット。ついでに、四国出身のくせに未だに山陰に行ったことがなかったのでまあいいやと。当然、そんなことに付き合ってくれる奇特な友人はいないのでぼっち参戦。ライブや舞台のためだけに地方に行くのは、人生で2回目。2年前に金沢で、長澤まさみ&リリー・フランキーの舞台「クレイジーハニー」を観に行って以来である。

■自分では数年前から薄々気づいてたのだけど、実は「乗り鉄」なので、せっかくだから夜行寝台列車「サンライズ出雲」で行こうと思い立った。旅行当日は夜まで仕事し、帰京後すぐに仕事という結構フェスティバルな日程ではある。

■という訳で、ライブ前日の夜に「サンライズ出雲」に乗りました。実は以前、実家が愛媛なので帰省の際に(当時の名前)「瀬戸」に乗って帰省したことがある、十数年前。寝台車って楽しいけど、そんなに寝心地いい訳じゃないんだよね。パチパチ写真撮るのは苦手なので、個室から撮った写真。

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■まずライブの話。今年ライブは先月のサザンに続き5回目。島根県民会館は一般的に言うと小さい。客数が1800人ちょいだとか。でもその分、オレは2階席だったのだけど結構間近の肉眼で達郎さんを見ることができた。首都圏では難しいだろうな。で、コンパクトでありながら上部の席との段差が結構キツいので、視野は素晴らしい。ただ会場の底面積自体が狭いので足元が狭く、立ち上がると少々不安定になる。まるで世田谷パブリックシアターの3階席のようだ(余計分からん例えか)。

■そのせいもあるのか、観客の平均年齢が高いせいなのか、ライブ中も1階の客を除いてあまり立ち上がらない。達郎さんのライブの観客の平均年齢の高さについては、これまでも何回か書いたけど、今回の松江は感覚的に通常の+3歳くらい。松江には若者が少ないのかいやそんなことはない(少しはあるかな・・・)。他のライブと比べて立ち上がり率が低い達郎さんのライブではあるが、やはり地方の観客は大人しいのかな。とはいうものの、オレが地方でライブを観てたのはかれこれ30年近く前だからあまりあてにはならないけど。ま、達郎さん自身も「自分のファン層のコアは一回り下の40代後半から50代前半」と言っていた。つまりオレだ(笑)。

■ライブ本題。行かれた方はご存知だろうが、最近のツアーでは達郎さんのMCで必ず「おことわり」が入る。ライブの感想をブログやツイッターで書くなとは言わないけど、セトリのもろネタバレは止めて欲しいと。このライブでツアー10回目だったのだが、もう全曲のセトリをアップしてご丁寧にヤフオクへのリンク(達郎さんのチケット売買)を貼っていた輩がいたらしい。「火炎放射器で焼き殺してやりたい!」(怖!)的なことを達郎さんは言っていたが、まあそりゃそうだろう。まだツアーの1/4足らずを消化したところなので、以下、具体的な曲名は書かない。

■毎回ツアーごとに、セトリの1/3は入れ替えているそうだけど、今回体感的にそれ以上では?と思った。あるコンセプト(これもネタバレになるので書けん)に基づいた今回の変更なのだけど、結果「え、これないの?」と言うような曲が抜けてたりとか、「これライブで聴くの初めて!」という曲の演奏があったりとか。人によって感想は違うだろうし、万人が喜ぶセットリストってありえないしね。

■演奏はキレキレ、ヴォーカルの伸びも凄くいつもの達郎クオリティは健在。いや松江まで来たかいがあったぜ(←バカ)。でも昨春の神奈川県民ホールの盛り上がりにはちょっと及ばなかったかな。っていうかあれが神ライブ過ぎたのかも。

■あと、本人も「普段は政治的な話はしない」という断りを入れた上で言ってたが、最近の中韓との関係に苦言を呈していた。もちろん、一方的な反中韓ではなくて「もっと上手にやってくれよ」的なニュアンスだったと思う。震災復興だけでも大変なのに、政治のミスリードで音楽活動に影響が出るのはいい迷惑だ、という意味に受け取った。

■ライブレポは以上。なお、島根は奥様のまりやさんの出身地のなので、もしかしてアンコールで本人登場もあるかと思ったけどやはりありませんでした(笑)。やはり恒例の登場は中野サンプラザの最終日だけみたい。

■余談。山陰は初めてなので空いてる時間で多少観光した。出雲大社・松江城・足立美術館・境港(水木しげるロード)など。次いつ来るか分かんないしね。

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■松江はいいところでした。他の地方都市と違って、まだ画一化されたロードサイドのチェーン店からのやられ度合いが少なく、独自の文化や景観を保持している。松江の宿は、最初の会社の後輩で今や旅館経営者のK君の宿にお世話になった。帰りに送ってもらいがてら車中でそういう話をしたら、「でも何にもないですよ松江。スタバもやっとできたくらいですから」だそう。でもできた途端、それが全国のスタバの中で瞬間トップの売上になったそうだ。

■がんばれ地方都市。


サザンオールスターズ SUPER SUMMER LIVE 2013「灼熱のマンピー!!G★スポット解禁!!」@日産スタジアム [ライブ]

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■これもタイトル長いな。8/11参戦。ライブ自体は今年4回目で年の割には参戦してる。SASのライブは都合3回目になる。最初は20ン年前に大学の時に仙台市体育館(分かるやつだけ、分かればいい)で、2回めは10年前に同じ日産スタジアム。そして3回めが今回。ま、その他に2002年の「ROCK IN JAPAN」フェスで桑田佳祐のソロアクトは観た。まあ、熱狂的なファン以外の普通の人としてはまあまあ行ってる方かな。

■今回は無期限活動休止発表から5年後の復活ということで、大騒ぎになったし、チケットの争奪戦も熾烈を極めた。個人で申し込んだのは全敗北で途方に暮れていたが、昔の会社の同僚のOさんがFC経由でチケットを取って誘ってくれたので幸いにも参戦。クソ暑い中さらに暑苦しいおっさん4人での参戦である(笑)。

■早めに日産スタジアムに行ったがとにかく暑い。準備万端にして行かないと熱中症で倒れそうなくらい。チケットや座席指定は今回初めての体験なんだけどかなり特殊で、事前にチケットが発行され座席が分かる通常のものと違い、ゲートに入る際に代表者(我々の場合はOさん)のIDが必要でかつその時点でやっと座席が分かるという斬新な謎のシステム。ま、ダフ屋やネットオークションでの転売防止には効果があるとは思うんだけど、正直なんとなく窮屈。

■5年ぶりのライブというせいもあって激混みだったんだけど、前日に行った知人の情報のおかげで早めにゲートインして事なきを得た。Iさんありがとう。しかし10年前はこれだけ混んでたかというと記憶が曖昧。外で待ってるよりスタジアムの中のほうが若干ではあるけど涼しかったかな。

■ライブ開始。座席はアリーナだったんだけど若干後ろの方で、桑田を始めとするメンバーは小さくしか見えないので、視認は主にステージメインの大型モニター。映像演出が若干過剰なくらい完成度が高い。それはともかくやはり桑田の生声にはホントに痺れるし、当たり前だけど全部知ってる曲なので歌いながら参加してる。身に沁みすぎて歌いながら涙ぐんでしまうくらい。まだツアー途中なのでセトリは書けないけど、ヒット曲満載の充実の内容。唯一オープニングは前日は「海」だったそうだけど、この日は「Ya Ya(あの時代を忘れない)」に替わっていた。

■ま、ステージ上のパフォーマンスでは、オレが大好きな山下達郎とは対極の表現方法だけど、舞台自体が究極のエンタなのだ。ま、ブランクがあったせいか桑田は時々滑ってたが(笑)。震災後のソロライブでは(WOWOWとかでしか見てないが)なんとなくお行儀の良かった桑田佳祐が、やっと本来の下ネタ全開男に戻ってきたのがすごく嬉しかった。個人的には震災復興のためにキレイゴトばっかりいってもあまり意味ないと思ってるし。

■大満足でした。死ぬほど汗かいたけど。もちろんみんながサザンのファンって訳じゃなくて、(たぶん)「ダセえよな」とか思ってる人も結構いるとは思うけど、まあここまでのレベルに来るとサザンは「J-POP界の美空ひばり」と言ってもいいんじゃないか。とっくに時代を彩る風俗なんだと思う。

■余談その1。ファン層が老若男女問わずというのが有名なサザンのライブだけど、よく観察すると我々おっさんとその上のちょいシニア、あと30代と子供はいるけど、20代〜10代はなんとなく少なかったような気がする。当たり前と言えば当たり前なのかな。

■その2。原坊のソロの前にアニメのイントロがあったのだけど、なんと「あまちゃん」のパロディの「あまがえるちゃん」(笑)。あのテーマ曲も流れてるし。ま、劇伴の大友良英さんがサザンと同じレコード会社っていうのもあるのかも知れないが。しかし最近は民放を見てても「あまちゃん」ばっかりでファンのオレとしては嬉しいのか何なのか。1週間前に「あまちゃん」ロケ地ツアーに行ったばかりなのですが。それはそのうちブログにUPします。

BABA TOSHIHIDE LIVE BEST 2013 〜ロードショーのあのメロディ 野音でピース!2013@日比谷野外大音楽堂 [ライブ]

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■タイトル長いっすね。馬場俊英のライブです。6/23鑑賞@日比谷野外大音楽堂。先週のTHE BAWDIESに続き2週連続。おっさんもたまには頑張るぞ。なおこの写真は盗撮ではなく、[コピーライト]ワーナーミュージック・ジャパンです。右側がメインの馬場俊英で、左側はゲストの「コブクロ」小渕健太郎(小さい方、後述)です。

■正直、名前は知ってたけど自分的にはさほど印象の強いミュージシャンではない。じゃあなぜ行ったのかと言うと、もちろん予定が空いてたということもあるのだけど、昔同じ会社だったMさんがヘビーな馬場俊英(以下馬場ちゃん)ファンで、「この日にライブありますよ?」と強力なプッシュがあったため。馬場ちゃんって、メジャーで活動し始めたのが21世紀になってからのようなので、も少し若いと思ってたのだが、wikiってみると、46歳とオレと3歳違いなのでまあ同世代だ。

■そして会場が日比谷野外大音楽堂、通称日比谷野音。忌野清志郎とかいくつもの伝説を生んだ舞台でなんと創立90周年。知らない人はまあいないだろうが、上京して27年の不肖わたくし、なんと初訪問でした。そりゃまあ著名なライブとかオザケン(小沢健二)のデビュー無料ライブがここであったりとか、行こうと思えば機会はあったのだけど。ちなみに苗場もハワイも未訪です。いいのか。うわ松本楼行くの忘れた。しかし野音のHP、十数年前のような仕様。変えたほうがいいと思うぞ。野音自体は歴史がありつつ緑に包まれていい感じだけど。ところでライブがある日は野音に入らなくても周りにいれば音は聴けるわけだよな、当たり前だけど。

■閑話休題。で、初めてのミュージシャンのライブにも関わらず、youtubeでちょいと曲を聴いた程度でほとんど予習はしてないという、大変失礼な態度で臨んだオレですが、結構すんなり入れました。馬場ちゃんのメロディーがキャッチーっていうのと、声が通ること。歌詞は時々字余り気味なので、この人はおそらく「詞先」(ソングライターが曲を作る時、曲ではなく歌詞から先に作ること。大部分の人は「曲先」)なのかなと思った。実際のところは知りませんが。沁みるところの多い歌詞なので、時々じーんと来たりする。馬場ちゃん、もし20年早く生まれてたら絶対フォークシンガーになってたと思う。中盤とアンコールで、コブクロの小渕健太郎がゲストで出たのはなんかお得感があった。

■びっくりしたのが観客層。オレのようなおっさんは、達郎さんと岡村ちゃんを除き、日本のミュージシャンのライブでは他の客層が若すぎて概ねアウェイ状態なのだが(先週のTHE BAWDIESもそう)、今回は超ホーム。老若男女入り乱れてるんだけど、若い人もいるがかなり多いのはオレ(49歳)より一回り上くらいのおばちゃん。おじさんもいるけど。Mさん曰くいつもこうなんだとか。確かにハートウォーミングな曲が多いし、紅白にも出てるのでおかしくはないけど、初めての体験。

■マジョリティではないかも知れないけど、気持ちのいいライブでした。途中雨が降って一時退避したのはご愛嬌。次行く機会があれば今度はちゃんと予習します(反省)。

THE BAWDIES TOUR 2013『1-2-3』@横浜アリーナ [ライブ]

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■3/16鑑賞@横浜アリーナ。ここでライブを観るのは、なんと80年代のボビー・ブラウン以来で20数年振りである。どんだけおっさんなんだ。近年では、岡村ちゃんと達郎さんのライブ以外として久しぶり。あ、小田和正も行ったか。

■新横浜自体めったに来ない。そのボビーのライブ以外は、営業で当時あった「クレイ」の日本法人に行ったのと、会社の後輩に誘われて「ラー博」に行ったくらいですか。今回時間があったので「ラー博」に寄って「こむらさき」のラーメン食べたんだけどイマイチでしたねえ。麺がヤワ過ぎた。20年くらい前に熊本に行った時に、「桂花」「こむらさき」と食べ歩いたことがあったのだけど、「こむらさき」の本店で食べた麺はかなりウマかった。でもここの店は麺がヤワヤワ。結構残念。

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■閑話休題。われわれの年代だとピンと来ない方が多いと思うので、The Bawdiesについて若干ご説明。ボーカル&ベースのROYと、ギター2名、ドラム1名というシンプルなロックバンドです。現在リリースされてる曲は全部英語詞。このバンド編成でボーカルがベースも兼ねてるとなると、当然ビートルズのフォロワーと思えてしまうのだが、実は「The Sonics」という60年代にアメリカで活動してたロックバンドのフォロワーなのでした。「The Sonics」というバンドは存じ上げませんでした。申し訳ありません。ライブの中でのROYのMCでもそれ語られてました。でも、ビートルズの影響がないわけじゃないと思うんだけど。

■最近「Rock me Baby」がドラマの主題歌に選ばれたり、他にもCMソングに使われてたりと現在売れつつあるこのバンド。日本のバンドじゃないテイストはすごくいい。オレが一番好きなのはこの曲なんだけど。



■で、ラーメン食べた後アリーナ前で同行者と待ち合わせして入った。さすがに若いファン中心だと思ったので、気の弱いオレは一回り若い人にお願いしたのだ。でも実際客層はそれより遥かに若く、能年玲奈(19歳)より年下くらいの人がマジョリティかと。目視でオレより上の人を確かめたがたぶん4人くらい。超アウェイだ。しかもBawdiesグッズのTシャツを着てる人が8割以上! ま、彼らのグッズは結構オシャレなので、Tシャツを買おうかとも思ったが長蛇の列で諦めた。

■おそらく通常のライブと違い、1階が全部スタンディングになってる。ライブの性格からしてそうあるべきだし、横アリは可動席が多いから出来たのかも。我々はアリーナ席だったので着席だけど。

■で、ライブの感想。曲と演奏は良かったけど、これは横アリの音響のせいもあるので一概には言えないが、ROYの声が割れてうまく聞こえなかった。実はハマって最初のアルバムから全部聴いてるのだけど、レコーディングではボーカルの声が最初よりうまく収まってるのだけど、もう少し発声を訓練したほうがいいかなと。しかも英語の歌詞なので余計聞き取りづらい。

■その英語の歌詞も比較的シンプルだし、プロの英語詞を付けられる方に頼んだほうがいいのかも。ROYの発音も、上に上げたyoutubeでAIの発音と比較したら結構キツいしね。ま、まだまだ若手なんでこれから頑張ってください。ただ、英語詞だけで大ブレイクした日本のバンドってゴダイゴだけなので(しかも途中から日本語詞に変わった)、日本語詞でのリリースを考えたほうがいいかもです。

■以上、アウェイにはまり込んだおっさんの戯言でした。素人が上から目線でホントすいません。もしファンの方がいらしたら、街で遭っても殴らないでくださいm(_ _)m


岡村靖幸 LIVE TOUR 2013 「むこうみずでいじらしくて」@SHIBUYA-AX [ライブ]

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■2013/3/16参戦。半年ぶりではあるが、まあ昨年だけでフェスも含めて3回行ってるので何か中間試験とか期末試験のような感じ。同行は昨年2月と同様昔の同僚のMさん。同じく、待ち合わせていたわけではないのだが昔の飲み仲間の旧姓Mちゃんにも遭遇。東京都下の開花日ということもあって陽気は良かった。でも夜は少し冷えましたが。

■さてさて。相変わらず岡村ちゃんの新曲やニューアルバムの話は聞こえてこない。復活して2年近く経つのに。その割にライブの回数はやたらに多く(なのでチケットは取りやすい)、山下達郎同様ライブに軸足を置くのかなとも思うのだがちょっと待ってください。達郎さんはロングスパンではあるけど新譜を出してるし、そもそも活動歴も長いので曲のストックがメチャクチャ多い。岡村ちゃんもデビューしてからは長いのだが、実質的な活動期間はさほどでもないので、そのフェーズに入っていくのはまだ早いのでは?

■とはいうものの、ホントに呆れてたら来ないわな。以前も書いたと思うが、復活後、回を増すごとにボーカルとダンスのキレ具合が増してくる。新曲には期待してないけどまあ、お手並み拝見ってとこで。客層は以前と比べて若干若年齢化してる。復活後のパフォーマンスが実を結んだんだろうか。

■オープニングは別で入ってきた。CD化はされてないけど、オフィシャルサイトで聞くことのできる「ぶーしゃかLOOP」からスタート。正直、その他のセトリはあまりいじってないけど、新しいセトリとしては「生徒会長」「SMELL」(セルフカバー)など。そしてなんと新曲もやったのだ(タイトル未定らしい)。曲のアレンジも前回と比べてかなり変えてきた。もちろん「あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう」や「Out of Blue」は完成されすぎてるのであまりイジりようがなかったと思うのだが。

■今回気づいたこと。岡村ちゃんは、復活後は以前の高い身体能力を生かしたダンスではなく、パントマイム的なダンスが多い上に、演奏中のアドリブ的なモノローグをオチがつかないまま「レッツゴー!」とぶち切るとこなんざ笑ってしまった。これはなんというか芸人的な感じで、最近仲がいいらしい水道橋博士の影響があるのではないか?などと思ってしまった。

■「笑い」ではないんだけど、岡村ちゃんの持ち歌で「セックス」っていうのがあるのだが、この曲のサビで岡村ちゃんと観客が一体になって右腕を上げ「セーックス!」って叫ぶのが一歩引いてみるとなんだかたまらなくおかしい。

■エンタの可能性を模索しているんだろうと思うし、ライブは十分チャーミングなんだが、さすがにそろそろ新譜を出して欲しいな正直。帰路Mさんと渋谷の焼鳥屋で反省会をしたのだが、共通の不安は「また捕まったりしないよねえ?」だった。ただ、ここは水道橋博士という強力なアドバイザーがついたので、大丈夫と思うことにする。追い詰めはしないから、やっぱ新譜出して欲しい。


岡村靖幸 LIVE TOUR 2012「スポーツ」@SHIBUYA-AX [ライブ]

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■2012/10/15参戦。なお、写真はイメージです。実際は現場で撮らなかったので、ネットで当日行った方の写真を拝借。

■昨年秋の復活から、ソロライブ参戦はこれで3回目。9月に行った氣志團万博2012(フェス)も入れたら4回目である。こんな短期間に同一アーティストのライブに行ったのはごくまれかも。学生の時に仙台の佐野元春ライブに3日連続で行ったくらいかな。どんだけ岡村靖幸好きなんですかオレ。つーか、最近は岡村ちゃんと山下達郎のライブしか行ってないな。特に岡村ちゃんの場合、チケットの入手が比較的容易ということもあるけど。今回は元会社の後輩のNちゃんと、元近所の飲み友だちPちゃんの3人で参戦。二人とも岡村ちゃんライブは初めてだそう。しかしNちゃんは仕事で遅れるとのことで、Pちゃんと先に入る。

■オープニングが今までの「どうなっちゃんてんだよ」から「5!!モンキー」に変わっていたけど、セトリは若干の曲の入れ替えがあった程度でさほどの変更はない。川本真琴に提供した「愛の才能」のセルフカバーは良かったけど。しかし復活第一弾の昨秋のライブからすると、ヴォーカルは非常に伸びるようになったし(これが本来の姿かな)、ダンスの切れも戻ってきた。ただ20代の頃の身体能力をフルに生かしたダンスではなく、ブレイクダンス的なものが中心。ま、これは年齢的にしかたあるまい、と認める同世代のオレ。

■というわけで、ライブの完成度としては回を追うごとに上がっているんだけど、ここまで来ると新曲中心のライブを見てみたいと思ってしまうのは人情。しかしそこで追い詰められてまた変な方向に行かれてもアレなので、自分のペースでゆっくりやってください。岡村ちゃんは曲は簡単に作れるけど、詞でいつも苦しむんだとか。まあこれは若い頃からそうだからな。

■余談。我々の前に日本人女性に連れてこられたとおぼしき、背の高い白人男性がいた。邪魔だったのはさておき、ライブ中に観察してると全然ノッてない様子。やっぱ歌詞が分からないとノレないのかな。

■公演後は乳飲み子が家で待ってる(旦那のエディが面倒見てたらしいw)Pちゃんと別れ(でも彼女の家は徒歩圏内。羨ましい)、Nちゃんと渋谷駅前で反省会。いや、何も反省してないけどね。



山下達郎 PERFORMANCE 2011-2012@神奈川県民ホール [ライブ]

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■久々の映画以外のエントリです(恥)。山下達郎のツアー参加3回目(ファン歴30年以上にしてorz)。でもね、とにかくチケット取れないんですよ。それは達郎さんが動員力があるのに基本的にホールツアーしかやらないから(例外:まりやさんのライブでバックミュージシャンとして参加した時とか)。ツアーとしては3回連続参加なのだけど、前回のライブが2010年だったのでほぼ2年ぶりだ。つー訳で今回ブログたぶん長めになるのでご容赦ください。

■4/1、神奈川県民ホール。行かれたことのある方はお分かりだと思うが、ロケーション的には山下公園に面する最高の雰囲気。以前わたくしがここでライブを観たのは20数年前。マドンナのライブで最初の会社の同期のN嬢に誘われたタダ券だった。しかも前から6列目! まあ行きたくてとったライブの席は大体良くなくて、タナボタで来た席は大体いいというこれもまた鉄則。今回の席は何と3階席でしたorz まあ真ん中だったしよく見れたからいいんだけどね。

■でライブは始まる。こっから先はなるべくセットリストの全貌が分からないように書く。達郎さんは(やはり)ネットとかに詳しく、著作権問題でもyoutubeやニコ動でタダで映像が流れてくのに対抗策はないよな、とかボヤかれてた。しかしセトリの流出には敏感らしく、いち早くセトリをアップしたユーザーに対して「それのどこが偉いんだ!」とかの毒舌(いや、まっとうだと思うけど)を放っておられた。けどすいません。ここ最近のライブ(情報によればしばらく前から)のオープニングは「Sparkle」と決まってたのに、今回は「Big Waveのテーマ」だった。ライブでこれをやったのは15年ぶりぐらいだそう。「Joy 1.5」に収録されてたので聞きなれてはいたが、そんな久々だったとは。

■あとはまあ大体おきまりのパターンで続くのだが、今回は達郎さんのヴォーカルの伸びが半端ない! しかもMCも異常に多いし(後述)まさにノリノリだったのだ。もちろん楽器隊も凄い。あと小ネタで、ニューアルバムの「Never Glow Old」や(俺の好きな)「ヘロン」をなんでやらないかという理由まで提供してくれて大サービス。

■しかも「県民ホール」だったせいか、観客からのツッコミが半端ない。まあ一部には筋をずらした残念なツッコミもあったんだけど、わたくしが一番受けたのは、達郎さんが名曲「クリスマス・イブ」を初めてライブでやったのがこの県民ホールだったそうで、その時オーディオトラブルで間奏のアカペラ(余談:それ以外にも達郎さんライブではアカペラコーナーがだいたいあるのだが、もちろん一人でできるわけもなく、その部分は録音部分と併せて歌う)が聞こえなかったそうな。それを達郎さんが「すごい嫌な思い出です」と言ってるのに、観客の女性が「私その場に居ました!一生の思い出です!」と言ったこと(あんたどんだけおば○んやねん)。達郎さんは「自分の嫌な思い出を一生の思い出、といわれてもねえ・・・」と苦笑してました。

■若干の不満を言うと、多分ニューアルバムのなかでシングルカットされてた曲はたぶんやんないんだろうと思ってたが「街物語」はやった。同行者いわく「名曲だから当然です」と。しかしニューアルバムの「My Morning Prayer」をやってくれなかったのが重ね重ね残念。

■あとは結構レアな「おやすみロージー」や「My Sugar Babe」をやってくれたのはよかったな。

■すでに一部では「伝説のライブ」といわれてます。つー訳で好きな人は一回でいいからライブに行きなさい。好きな人でもなくてもOK。

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