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悪の教典 [映画]

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■11/10鑑賞@109シネマズ川崎。今年31本めで邦画19本目。やれやれ。これは当初観る気はなかったのだが、貴志祐介の原作文庫本を読んだらエライ面白かったので、これを三池崇史監督がやったらどういう映画になるんだろうという期待感が上がって観ることに。結果として「愛と誠」に続き今年2本目の三池監督作品(苦笑)。

■この映画はあらすじをなぞってもあまり問題ないと思うので、あっさりと書く。天才的な頭脳を持ちながら、生まれながらに他人に対する寛容性が一切ない(サイコパス)主人公伊藤英明演ずる蓮見聖司が、教師として勤める高校の学園支配を目論む。が、小さな誤りにより計画は破綻し始め、そのリカバリとして担任クラスの生徒全員の殺戮を敢行する、という話。

■「アウトレイジ ビヨンド」もそうなんだけど、こんなに人が死ぬのは現実の事件としてもありえないので、やはりこれも壮大なホラ話だ。ただ、いかにホラ話をリアリティがあり、かつエンタテイメントとして見せるかは監督の力量だろう。それは成功してるかな。

■BGMに乗って蓮見が軽快に殺戮をしまくるというのが妙におかしい。山田孝之は女子高生のパンツの匂いを嗅いだ瞬間に撃ち殺されるし(爆)。そして生徒殺戮の前に、邪魔者の同僚教師とか生徒の親とかも全部血祭りである。映画としてはかなり面白いです。正直、同じ伊藤英明主演の「海猿」最新作は、航空機が海上着水しても誰も死なないという真逆のホラ話なのだが、同じホラ話でも「悪の教典」の方がワタクシ的には100倍面白いです。

■ま、グロいのが苦手という人もいらっしゃるので(そんなグロくないけどね)、万人にお勧めの映画ではないけど。しかし今回も俳優既視感が(笑)。伊藤英明はともかく、生徒役のメインの二階堂ふみと染谷将太って「ヒミズ」コンビじゃん! しかも染谷将太は「Always」にも出てたので、観るのは今年3本めである。有能な俳優さんにのみオファーが集中するってことか。

■なお、原作小説は上下巻と長く、ハスミン(蓮見)の過去からの積み上げでどう現在に到ったかというところの描写がある。映画はそこの説明が省かれてる分「不気味」な印象がプラスにはなってるけど、これは先に原作を読んでから観るのがお勧め。

■若干の疑問点と残念な点は、伊藤英明演じる蓮見がやたら全裸になること(原作にはそういう描写なかったけどね)、と伊藤英明の英語の発音がちょっと残念なこと。あと、EXILEの主題歌はかなり残念。

■しかし、エンディングに「TO BE CONTINUED」って・・・続かねーだろw

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