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千年の愉楽 [映画]

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■もう映画のエントリばっかで大変申し訳ない。3/9鑑賞@キネカ大森。今年17本目の邦画9本目。長らくご無沙汰していたキネカ大森に一週間ちょいで再訪。

■正直この映画にさほど興味があったわけじゃない。若松孝二監督の遺作だけど、若松監督の作品はほとんど観てない。たぶんTVで一本くらい見たことがある程度。でもたまたまネット見てたら、近所のキネカ大森で舞台挨拶があるというではないか。で、木曜日の時点でチケぴでチケットがまだあった(驚)。登壇者はメインキャストの寺島しのぶ、佐野史郎、高良健吾、高岡蒼佑、井浦新。染谷将太は新宿の舞台挨拶には出たらしいが大森には来てなかった。

■映画本編の話の前に舞台挨拶の話はおかしいけど、ま、本編上映前の舞台挨拶ということで時系列通りに。キネカ大森はミニシアターという性格上、普段はあまり混んでいない。が、さすがに人気俳優の舞台挨拶ということで、西友大森店の5Fのレストランエリア(キネカ大森と同じフロア)に整理番号順に並ばされる。たぶん高良健吾や井浦新が目当てなんだろうが女性が多い。女子高生もいた。通りがかりのおばはんが別の人に「何で並んでるの? ドラえもん?」と訊いてたが、ドラえもんでこんなに並ぶかボケ(注:ドラえもんに罪はない)。

■で待ってたら、前の回の舞台挨拶を終えた俳優陣が我々のすぐ脇を通って行くではないか! 寺島しのぶと佐野史郎は談笑しつつ通る。高良健吾は顔がマジで小さくて別の人種のよう。今まで何回か舞台挨拶に行ったがほとんどが大劇場で、キャストは劇場内以外では見ることができないのでこういうインチメイトな雰囲気はかなり新鮮。だいたい舞台挨拶を何でキネカ大森で、って疑問があったんだけど、この日の舞台挨拶のアタマはテアトル新宿で、キネカ大森のあとは横浜ジャック&ベティだったとか(笑)。

■舞台挨拶開始前に、スタッフの人が説明。だいたい若松組の舞台挨拶はティーチインみたいな体裁をとっているそうで、観客からの質問が欲しいとのこと。とは言っても上映前なので映画の内容に踏み込んだQAはできず、主に若松監督の印象が中心の話。佐野史郎と井浦新がMC的な役割で廻していた。

■やっと映画本編の話をします。原作は中上健次の連作短編小説。帰路に書店に寄ったらなかったのだが今度読もうと思う。紀州の被差別部落(路地)で、多くの子を取り上げてきた産婆(寺島しのぶ)とその夫の僧侶(佐野史郎)。そして呪われた高貴な血である「中本の血」を引く、美貌を持ち好色なゆえに破滅的な結末を迎える男たち(井浦新、高良健吾、高岡蒼佑、染谷将太)の話。時代背景はおそらく主に昭和20年代。そりゃ俳優陣をイケメンで統一してる訳ですね。高良健吾なんて「横道世之介」のダサ男ぶりと全く違う、妖しい眼力を持った男を熱演してる。

■普段余り好んで観るタイプの映画ではないので、なかなか新鮮ではあったけど、男たちが女にのべつまくなし手を出し、身を持ち崩していくのがある程度ワンパターン(原作がそうかは知らない)だったので途中から多少飽きた。でも、自分の好みでないタイプの映画を観るのもたまにはいいかもね。

■しかし、舞台挨拶が終わるやいなや、本編を観る前に席を立ったお姉ちゃんが何人かいた。高良健吾や井浦新が目当てだったんだろうが、お前ら馬鹿か? 馬鹿なのか?

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