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恋がしたい恋がしたい恋がしたい [ドラマ]

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■昔の映画・ドラマの感想UP。本放送は2001年、っていうか13年前かよ。制作はTBSで脚本は今をときめく遊川和彦さん。このドラマ、再放送時に録画はしてたのだが、再放送は枠の関係もあってカット部分が結構ある。なので完全版をhuluで久々に見た。最近配信元にTBSが加わってから、結構おいしいドラマを配信している。戦略的なんだろうが「SPEC」のドラマや映画の近いやつを配信したりして。まあ、ジャニーズが出てるドラマはTBSにかぎらず全く配信されてないけどね。

■しかし各放送局がやってるオンデマンド配信って、バカじゃねえの? 一話315円とかいう価格設定とかね。単価が高すぎるし、特にDVDの売上も見込めない過去のドラマも同じ価格設定って、経営感覚がおかしいと思う。だったらロイヤリティは下がるけどhuluみたいなところで配信するほうが、きちんとキャッシュが入ってくるんじゃない? だいたいとっくに減価償却してる訳だし。TBS(も完全じゃないけど)の他にも他局が追随してくれることを熱望。

■前置きが長くなりました。簡単に言うと片思いばっかりの群像劇です。メインキャラクターの7人がすべて存在感を出してる。渡部篤郎・水野美紀・菅野美穂・岡江久美子・及川光博・山田孝之・所ジョージ。山田孝之はこのあと10年くらい高校生役をすることになるのだが、この時はリアル高校生だった(笑)。女子校教師の渡部に、ホテル従業員の菅野美穂が一目惚れするところから話は始まる。

■遊川さんの脚本の特徴としては、破天荒なストーリーテリングとダイアローグ(台詞)のリアリティのアンマッチ、っていうかマッチしてるか。「家政婦のミタ」もそうだったし、途中で脱落したが「純と愛」もそうだったらしい。これは本作にも遺憾なく発揮されてる。菅野美穂が渡部篤郎を好き過ぎて空き家に潜入するとか、最後に余命いくばくもない菅野の母(白川由美)の前で渡部に告白するとかもうメチャクチャです。

■でも、登場人物の台詞がありえないくらい素敵。一番は渡部篤郎の、

「だから、今は苦しくても歯を食いしばっていこう。僕たちの人生に、もうこれ以上いいことが起きないなんて、誰にも言わせたくないから」

かな。登場人物のすべてが愛おしい。一般的には遊川さんの最高傑作は「家政婦のミタ」なんだろうけど、オレ的にはこの作品がベストです。

■このドラマのあとひとつの功績。主題歌のカーペンターズ「Reinbow Connection」と挿入歌の「Leave Yesterday Behind」は当時未発表曲で、このドラマがなければ世に出なかったかも。ともに名曲です。

■という訳で是非見て欲しいドラマなのですが、レンタルDVDとhuluしかチャネルがないことが残念です。


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