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イコライザー [映画]

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■『シャンティデイズ』と同日の11/1鑑賞@TOHOシネマズ川崎。今年58本目の洋画29本目。デンゼル・ワシントン主演の映画を観るのは『フライト』以来かな。『フライト』同様、デンゼル・ワシントンは常人離れした能力を持つ主人公を演じる。『フライト』では酔っ払ってようがラリってようが関係ない飛行機の操縦能力だったが、今作は常人離れした戦闘能力、いや殺人能力と言っていいかも知れない。

■「イコライザー」というのは、一般的には音声の周波数特性を補正・修正する機器のこと。まあもとオーディオメーカー勤務だったのでね。最後まで観るとこのタイトルの意味が分からなくもない。マッコール(デンゼル)はホームセンターに勤める男。関係ないけど映像で描写されるアメリカのホームセンターってやたらデカい。倉庫か工場みたい。スーパーには行ったことがあるしデカかったけど、ホームセンターには訪問の経験なし。

■夕刻、近所のダイナーで読書するのが習慣のマッコールは、ある時そこでの顔見知りの娼婦テリー(クロエ・グレース・モレッツ)が元締めのロシアンマフィアに半殺しの目に合わされたのを知り、そのロシアンマフィアの地元の元締めを驚異的な速度で殲滅する。実は彼は元CIAの腕利きエージェントだったのだ。軽いネタバレは申し訳ないけど、だいたいアメリカのアクション映画で超人的な能力を発揮する主人公は、CIA上がりか傭兵くずれと相場は決まっている。

■しかしこの映画の日本版の予告編、ミスリードにも程がある。キャッチコピー「19秒で世の不正を完全抹消する」と予告編を観て、マッコールが全ての事案を19秒で片付ける特殊能力を持ったSF映画なのかという期待で観てしまった。ところがどっこい、最初の事案(ロシアンマフィアのブランチの殲滅)ですら、マッコールは腕時計のタイマーを19秒にセットするだけで、実際はもっと時間掛かってるし(「意外と掛かったな」的なコメント)それ以降は時間の概念すらまったく出てこない。勘違いさせすぎでしょ。

■とは言うものの、その後話は中ボス→大ボスとの対決というのをスリリングに描いてるので結構飽きません。クロエ・グレース・モレッツがデ、もといグラマーになってたのは『キック・アス』からの時代の流れを感じたけど。

■よく考えるといろいろ雑なところがあるけど、スカッとしたい人には向いてる映画かも。昔の『必殺仕事人』みたいなね。

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