SSブログ

日々ロック [映画]

200.jpg

■2014/12/07鑑賞@TOHOシネマズららぽーと横浜。今年68本目の邦画35本目。1日4本シリーズのラスト。

■実はこの映画、公開情報を知った時から結構観たかった。が、上映館があまり多くないことと、観た知人が「つまんなかった」や「二階堂ふみの歌が下手だった」とか、あまり評判が良くなかったので少し躊躇していたけど、やはり自分で観てみないと何とも言えないし、上映期間終了が迫っていたので、4本目という視聴的にはあまりよろしくないコンディションなのだけど、とにかく観た。まあ、二階堂ふみ目当てというのもあるが。

■原作は榎屋克優という人の漫画。ヤングジャンプにまだ連載中らしい。もちろん未読です。もうヤンジャンなんか何年も読んでないしなあ。監督は『SR サイタマノラッパー』シリーズで有名な入江悠さん。主演は野村周平と二階堂ふみ。そのほかにオレ的にはすっかりお馴染みの前野朋哉、竹中直人などなど。

■地方から上京したものの、家もカネもなくライブハウスで住み込みで働いている、日々沼拓郎(野村周平)を始めとする「ザ・ロックンロール・ブラザース」のメンバー。ビジュアルもダメだし演奏も下手なので、そこのライブハウスでも全然人気がない。ある日彼らの演奏中に、泥酔したトップアイドル宇田川咲(二階堂ふみ)が突然現れ暴れる。なぜか拓郎の曲に興味を抱いた咲は曲作りを依頼するのだが・・・という話。

■はい。思い切り漫画的ですね。でも、当初聴くに耐えなかった「ザ・ロックンロール・ブラザース」の演奏が少しずつマシになってきて、楽曲もだんだん良くなっていく。この辺はツボを押さえた丁寧な演出だと思う。このへんの楽曲は実際にプロのロックミュージシャンが作っているとのことで(とはいうものの「爆弾ジョニー」「忘れらんねえよ」しか知りませんでした。すいません)、ちゃんと彼らの成長過程が描かれていると思う。

■確かにいろいろと足りないところのある映画だとは思う。野村周平の演技の大部分は腰の曲がった老婆のようだったりなどの、原作漫画がどうなのかは知らないけど過剰な演出とかね。でも、クライマックスの、暴雨の屋上での演奏シーンとかちょっとじんと来た。凄いドライブ感がある。

■二階堂ふみの歌が下手とかって、アイドルって設定なんだから別にいいじゃないか。入江悠監督の演出が『SR サイタマノラッパー』っぽくないとかさ、より広い場で活動していくっていうのはそういうことだと思うよ。クライマックスからエンディングまで、本来なら表現するシーンを抜いてるのは脚本の妙だと思うし。

■この映画、オレは支持します。


nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(1) 

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 1

ランナーランナーゴーン・ガール ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。