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さよなら歌舞伎町 [映画]

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■2015/1/24鑑賞@TOHOシネマズ川崎。今年3本目の邦画2本目。『ビッグ・アイズ』に続けての鑑賞です。予告編が面白そうだったので観てみた。

■主演は染谷将太と前田敦子。最近観てる邦画の半分以上に染谷将太が出てる気がする。こんなに出まくって消耗しないのかなと少し心配でもある。期待の俳優だし。舞台は歌舞伎町のラブホテル。実在のラブホを借りてロケしたらしい。そこに出入りする人物が中心の群像劇です。もう群像劇が好きなオレには大好物です。しかもたいがいの群像劇はそうなんだけど、一夜の物語という舞台的な要素も。しかし最後にラブホに行ったのはいったい何年前だったのか覚えていないくらい残念なわたくし。歌舞伎町のラブホには行ったことないけど。

■歌舞伎町のラブホの店長の高橋徹(染谷将太:同姓同名の知人がいて笑える)は、同棲相手のミュージシャン志望の沙耶(前田敦子)には一流ホテル勤務と偽っている。徹が勤務してるラブホでのだいたい24時間の話。

■カップルともに時効寸前で逃げまわっている南果歩と松重豊。南果歩がこのラブホで働いてるので、たまたま入店した警察官の不倫カップル(宮崎吐夢・河井青葉。『私の男』でも好演でした)に見つけられ逃亡を図る。そして韓国からの出稼ぎ組のデリヘル嬢イ・ウンウとその彼氏のロイ。それ以外にも実の妹(樋井明日香:実は染谷くんより年齢は上)がAV撮影でこのラブホを使ってるのに逆上し、挙句の果てに沙耶が大森南朋扮する音楽プロデューサーに枕営業をするという場面に遭遇するという、主人公にとっては踏んだり蹴ったりな話。

■他のエピソードもあるんだけど、長くなるので割愛します。期待しないで観た分感動した。群像劇が大好きという根底もあるし、いろんなエピソードをドライに描いてるのが素晴らしい。そしてたいがいの群像劇は長くて1日で完結するというのが、舞台っぽくて好きだ。

■ものすごく気が早いけど、今年の邦画の個人的ベスト5にたぶん入ると思う。廣木隆一監督X荒井晴彦(共同脚本)のベテランの手腕を堪能させていただいた。前田敦子の出番が少ないし、彼女以外の出演女優はほぼ体張ってる(脱いでる)のはちょっと主演というのは看板倒れかなと思ったけど。好意的に考えると事務所の方針なのかもね。若手女優で映画を沢山観てるツートップは、前田敦子と橋本愛です。前田敦子ガンバレ、芝居の面で。

■追記。在特会と思しき団体のヘイトデモ映像を映画に出したのは、おそらくこの映画が初めてかも。ナイス。

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