味園ユニバース [映画]
■2015/2/15鑑賞@TOHOシネマズ川崎。今年14本目の邦画7本目。山下敦弘監督で主演は渋谷すばる(関ジャニ∞)、でヒロインは二階堂ふみ。二階堂ふみ出演の映画は全部観る、という目標がないわけではないが、山下敦弘監督がちと気になったので。と言っても、山下監督作でまともに見たのは『リンダリンダリンダ』『マイ・バック・ページ』の二本くらいなのだけど。これを書いてる時点では、テレ東のドラマ『山田孝之の東京都北区赤羽』の共同監督(松江哲明さんと)で気になり度が上がってるのもあった。
■渋谷すばるの演技は、まったく見たことがなかったので不安ではあった。刑務所を出たところで暴漢に襲われ記憶喪失になった男(渋谷すばる)。さまよった挙句、なぜか「赤犬」というバンドのライブに乱入し、和田アキ子の『古い日記』を熱唱した後倒れてしまう。成り行きで「赤犬」のマネージャー、カスミ(二階堂ふみ)の自宅に同居するようになり、ポチ男と名付けられる。
■タイトルの「味園ユニバース」は大阪に実在する元キャバレーのライブハウスで、サブカルの聖地とも言われてるらしいが、西日本(四国)出身のくせに大阪在住歴ゼロのオレは、とてもじゃないけど知ったかを語ることはできない。
■その後の話は、ポチ男の記憶が戻っていくにつれての色々なやり取り。あえて書くまでもない。しかし渋谷すばる、歌上手いな。ジャニーズ系の人で歌上手いと思ったのは初めてかも。二階堂ふみの演技は言うまでもないが、渋谷すばるの芝居もなかなかでした。
■そして面白いのが(たまたま最近観た映画のキャストは全部そうなんだけど)、知ってる役者があまりいないということ。主演二人と女医役の鈴木紗理奈、あとは宇野祥平(『深夜食堂』とかに出てる人)以外みんな知らない。オレが不勉強というところももちろんあるけど、メジャー配給でこれは珍しくてなんか新鮮。
■そしてこの映画を締めてるのが「赤犬」というバンド。実在で、山下監督の大阪芸大時代の先輩らしい。しかし最近大阪芸大卒の映画関係者が凄い。『私の男』の熊切和嘉監督、『舟を編む』の石井裕也監督や、オレの好きな映画をかなり撮影している近藤龍人とかね。そんなに関係ないけど『エヴァ』の庵野秀明とか、『アオイホノオ』の島本和彦とかもそう。
■やばいぜ日芸。違うか。
2015-02-22 07:38
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