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シェフ 三つ星フードトラック始めました [映画]

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■『幕が上がる』と同日、2015/2/28鑑賞@TOHOシネマズ川崎。今年19本目の洋画11本目。ジョン・ファブロー監督・主演作。『アイアンマン』シリーズは好きで全部観てるのだけど、その監督(3を除く)が俳優もやっていたというのは不勉強で存じ上げませんでした。

■予告編がなんとなく面白そうだったので観たのだが、なかなか楽しい映画。最近洋画の邦題にケチをつけ続けているオレですが、この映画のサブタイトル「三つ星フードトラック始めました」って言うのも映画の内容をワンフレーズで書いてしまっているのがどうかな、と。近年同名の洋画が公開されているので、苦肉の策というのは理解できるのだけど。

■以下、ネタバレ含みます、すいません。ロサンゼルスのレストランの料理長カール・キャスパー(ファブロー)は、クソグルメブロガーとのツイッターでの対決で炎上させられ、元々不和だった店のオーナー・リーヴァ(ダスティン・ホフマン)と対立してクビになる。元妻(ソフィア・ベルガラ)の手配で息子とともにマイアミに行くが、キューバサンドイッチの旨さに気づき、元妻の元夫(ややこしい:ロバート・ダウニーJr)にフードトラックを譲ってもらい。移動販売を始める。そこからロスに戻るまでアメリカの各地で販売を成功させ、最終的には自分の店を持つという、まあサクセスストーリーです。

■料理映画であり、またロードムービーでもある。キューバサンドイッチが本当に旨そうで食欲をそそられるしその他の料理もいい。日本での本格的な料理映画って『タンポポ』くらいしか思い浮かばないのだが、テレビドラマは以前は『王様のレストラン』や『ランチの女王』など結構あったけど最近は少なくて、今だと『問題のあるレストラン』(松岡茉優の演技が抜群にいいのだが本題に関係ないので略)くらいかな。そして10歳の息子(エムジェイ・アンソニー)と共にマイアミからロスに帰ってくるところは、ロードムービー感満載。

■劇伴もアメリカ各地の音楽で構成されていて、あと登場人物は基本的にいい奴ばかりなのだ。主人公のカールもダメおやじなんだけどなんか愛らしいし。クソグルメブロガーですらも。唯一の悪役はリーヴァ(ホフマン)なんだけど、大御所がこんな役よく受けたよなと。悪役ならではの深みも出せない薄い役だし。あ、あとオレの好きなスカーレット・ヨハンソンも出てます。

■特筆すべきなのは、映画の中で今までで一番SNSを効果的に使っている映画ではないかということ。もちろん『ソーシャル・ネットワーク』とか題材に使った映画はそこそこあるけど、使用シーンが演出にうまく繋がっている。ツイッター初心者のカールがクソブロガーへ返信したつもりのところ、@メンションだったので拡散されて炎上したところは爆笑した。移動中の宣伝のためにFacebookや、ツイッターでもGEOタグを駆使してるとかね。そこは画期的。Vineという動画SNSは残念ながら、オレは使ったことないけど。

■気軽で楽しい映画なので結構お勧めです。

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