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劇場版 MOZU [映画]

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■2015/11/08鑑賞@TOHOシネマズ川崎。今年84本目の邦画45本目。逢坂剛の『百舌の叫ぶ夜』シリーズの小説が原作で、WOWOWとTBSの共同制作でドラマシリーズが放送されていた。本作はその完結編。

■WOWOWに加入していることもあり、ドラマシリーズは結局最後まで見てしまった。面白いは面白かったんだけど、各話ごとのワンパターンの、主演の西島秀俊のナレーション「俺は、本当の真実を知りたいんだ」というのが少々ウザかったので映画に関しては様子見だったんだけど、映画館で予告編を観て迫力があったので、ちと観てみるかと。

■公安警察官の倉木(西島秀俊)が妻子の死因の謎を解くために、同じ警察の大杉(香川照之)と明星(真木よう子)と連携しつつ動くが、彼らの前には様々な事件が立ちはだかる。結果、妻子の死因を知ったというのがドラマパートの超おおまかなあらすじ。雑すぎるので、気になる人はWOWOWを見るなりネットで探すなりで解決してください。でもこの映画、ドラマを見ておかないとノレない部分がかなりあるので、初週の興収1位は立派だと思います。

■映画の話はここから。国内で大使館襲撃と高層ビルの占拠という事件が立て続けに起こる。それに図らずも関わっていた倉木と大杉(現在は私立探偵)。大使館から逃げた少女を大杉が保護したことで、明星と大杉の娘・めぐみ(杉咲花)が拉致され、ペナム共和国(架空。ロケ地はフィリピン)に連れて行かれる。

■倉木と大杉は奪還のためにペナムに向かうが、そこには日本の犯罪史のほとんどに関わってきたとされる黒幕・ダルマ(ビートたけし)の手の下にある犯罪プランナー・高柳(伊勢谷友介)と殺し屋の権藤(松坂桃李)たちが仕掛けた罠が待ち受けていた。

■この映画もネタバレするとつまらないので以降は書きませんが、映画版の主な追加キャストはビートたけし、伊勢谷友介、松坂桃李。ドラマ版のキャストもだいたい出ている。カーチェイスや他のアクションシーンは、おそらく日本映画史上トップクラスだろう。とにかく派手で凄い。国内でこんな撮影できないのでフィリピンロケにしたのだろう。オレはフィリピンはセブ島しか行ったことがないので、マニラとかはよく知らないけどあんな感じなのかな。

■ただ何というか、ストーリーがかなりご都合主義で結構クライマックスが肩透かしだったりする。原作読んでないので、原作のせいか脚本のせいかは分からないのだけど、逢坂剛さんは他作品を読んだ限りではきっちりしたストーリー構成をされる方だと思うので、脚本の方に問題があるのかも知れない。

■ドラマを見ていない方にはあまりお勧めできません。ドラマを見ていて、結末を知りたいという方はどうぞ。

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