SSブログ

グラスホッパー [映画]

grasshopper_01.jpg

■2015/11/14鑑賞@TOHOシネマズ川崎。今年86本目の邦画46本目。

■伊坂幸太郎の同名小説が原作。人気作家である伊坂幸太郎の作品は、今までにもかなりの数映画化されている。その中でわたくし『アヒルと鴨のコインロッカー』を観たのだがどうにもピンと来なかった。中村義洋監督との相性が良くないのだろう。その後映画化された『ゴールデンスランバー』も同じ中村監督なので観ていない。一昨年に同じ中村監督の『奇跡のリンゴ』を、そろそろ作風が変わったかなと思い観てみたけどやはりダメだった。今作は瀧本智行監督。監督作は『脳男』を見たくらいだけど、WOWOWの白石一文原作のドラマ『私という運命について』がやたらに良かったので期待をしつつ観た。

■中学教師の鈴木(生田斗真)は、婚約者の百合子(波瑠)を渋谷のスクランブル交差点での車の暴走で失う。しかしこれはドラッグの拡散と自社集中を目的とした寺原(石橋蓮司)とその息子のJr.(金児憲史)の仕掛けた事だった。平凡な公務員だった鈴木は、再度訪れたスクランブル交差点で見つけた「寺原親子が黒幕」(意訳)のメモに立ち上がり、教師の職を捨て、寺原が経営している健康食品を扱う会社「フロイライン」に潜入して調べ始めるが、Jr.が鈴木と上司の比与子(菜々緒)の目の前で交差点に押し出され車にはねられ絶命。「自殺屋」鯨(浅野忠信)やナイフ使いの殺し屋・蝉(山田涼介)も絡み話は展開していく。

■今絶賛視聴中の『あさが来た』で人気の波瑠が開始数分で死んでしまうのがちょっと残念。もちろん回想シーンでその後も登場するけど。生田斗真は少しヘタレな主人公もよく似合う。浅野忠信は相変わらずの迫力だけど、山田涼介はただのジャニタレかと思ったが意外にいい。あと、宇崎竜童が映画に出ているのをすごく久々に観た気がする。

■話はテンポよく進み飽きさせない。結構意外な結末を迎えるのだけれどもちろん書きません。ただ、これは映画のせいじゃなくて伊坂幸太郎の小説に共通することなのだが、きちんと収斂する話だけど破綻が全然ないというところが不満といえば不満。ミステリはそんなもんだろうと言われると返す言葉はないけどね。でも、渋谷のスクランブル交差点は確かにバッタの大群のようには見える。バッタというよりイナゴな気もするけど。

■怖いのがダメな人以外にはわりあいお勧めです。

nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0

エベレスト 3Dコードネーム U.N.C.L.E. ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。