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スーサイド・スクワッド [映画]

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■2016/9/10鑑賞@チネチッタ。今年96本目の洋画50本目。

『マン・オブ・スティール』と今春公開の『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』に続いての「DCエクステンデッド・ユニバース」の第三作のようです。「DCエクステンデッド」というのは、同じくアメコミの版元であるマーベルの「マーベル・シネマティック・ユニバース」に対抗する、自社コミックの世界をクロスオーバーさせたシリーズのようですが、DCは一作目・二作目を観たところあまりうまく行っているとは思えない。さて、今作はどうですかね。

■なので時間軸としては『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』の後。スーパーマンの死後(本当に死んだかどうかは怪しいが)、アメリカと利益を相反する第二のスーパーマンに備えるべく、政府高官のアマンダ(ヴィオラ・デイヴィス)は、服役中の悪党を集めて特殊部隊「タスクフォースX」(通称「スーサイド・スクワッド」)を結成することを思い立つ。メンバーはジョーカー(ジャレッド・レト)の恋人ハーレイ・クイン(マーゴット・ロビー)や、百発百中の狙撃手デッドショット(ウィル・スミス)などの名うての悪党ばかり。アマンダは彼らを統率するために、伝説の魔女・エンチャントレスが憑依したムーン博士(カーラ・デルヴィーニュ)を使おうとしたが、そこに誤算が生じた。

■悪を使って悪を退治、というのは昔の漫画『ワイルド7』みたいだけど(古)、予告編や宣伝では、悪党どもが織り成すクレイジーでファンキーなお話、という印象だったのだけど、本編はそんな痛快なところはあまりない。このシリーズ全体に言えるけど、脚本の整合性があまりないし、やや消化不足な結末。ジョーカーとデッドショット以外、あまり馴染みのある悪党(ヴィラン)も少ないし。あ、でもバットマン(ベン・アフレック)も出てますよ。

■クリストファー・ノーラン監督の新バットマン三部作(『バットマン ビギンズ』『ダークナイト』『ダークナイト ライジング』)の輝きはいったいどこへ行ってしまったのか。特にジョーカー。今作のジャレッド・レトも頑張っているけれど、『ダークナイト』でジョーカーを演じるヒース・レジャーは永遠に超えられないかもと。そういう意味ではよくこの役受けたなとは思うけど。

■「DCエクステンデッド・ユニバース」シリーズの先が思いやられる出来でございました。尾木ママを使ったTVCMもなんだかな、という感じだし。ただ、「カタナ」を演じた日系アメリカ人女優の福原かれんさんは、初見だけどなかなか面白そうな方でした。

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