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グッドモーニングショー [映画]

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■2016/10/8鑑賞@TOHOシネマズ川崎。今年106本目の邦画51本目。これからしばらくは邦画の視聴回数が増えていく予定。

■『踊る大捜査線』シリーズの脚本家で知られる君塚良一さんの脚本・監督作品。君塚監督の前作『遺体』は3.11を扱った映画で、WOWOWの放送を録画しておいたのだけど、最初を若干見たところで気が重くなって消してしまった。はいヘタレです。この映画はテレビ局を舞台にしたサスペンスコメディ、てそういう単語あんのか?

■澄田真吾(中井貴一)はキー局の朝のワイドショーのメインキャスター。かつては報道畑だったが、昔のとある事件がトラウマになり現場に出るのを恐れていた。視聴率は低迷状態で、番組改編のため、同期のP石山(時任三郎)からは降板を告げられる。家庭では妻・明美(吉田羊)や息子にもそっぽを向かれている。しかも思い込みの激しい同僚の女子アナ・小川圭子(長澤まさみ)からは別に関係を持ってもいないのに、「二人の関係をバラす」と言われ四面楚歌の状態。

■そこに品川駅前の24時間営業の喫茶店&ベーカリーで、銃を持った犯人・西谷颯太(濱田岳)の立てこもり事件が発生し、犯人の要求として「澄田を連れて来い」とと言われ、イヤイヤながら澄田は現場に赴く。

■銃を持った立てこもり犯と、人質(この映画では厳密には違う)になるTVキャスターという構図は、今年日本公開のハリウッド映画『マネーモンスター』と構造が似ている。「キャスターはトーク力で勝負すべき」という仲間からのサジェスチョンとか。ただ製作期間がすごく重なっているはずなので、パクリではないと思う。

■普通に面白いしハラハラするし、そつがない。でもこれ映画にする必要あったかな? そもそもTVの話なのでTVの2時間枠の方が似合ってたような気もするし。ただすでに書いた以外にも、志田未来・松重豊・池内博之などのキャストも割合豪華なので制作費の問題という気もしますが。

■主演の中井貴一の演技も含め、もうひとつ何かが足らなかったという感じ。じゃあ『ふぞろいの林檎たち』のあと一人、柳沢慎吾が出ていれば良かったのかと言われるとそういう話でもない。ただ、犯人役の濱田岳は同情の余地を感じさせないほどのクズ演技が素晴らしかった。マジ凄い。

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