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ピーチガール [映画]

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■2017/5/21鑑賞@TOHOシネマズ府中。実は初訪問。今年46本目の邦画14本目。

■マニアなオレには変な趣味があり、そのひとつが「TOHOシネマズ全制覇」。まあ不可能なことは分かっているのだが。TOHOシネマズは北海道以外の本州、四国、九州にある。その中で首都圏以外で行けたのは仙台だけ。首都圏でも、東京都以外は川崎(ホームグラウンド)、ららぽーと横浜、流山おおたかの森、上大岡くらいでございます。ただ、都内は府中に行けばコンプリートなのでわざわざ赴いた。まあこんなことをやるのはフリーパスポート期間だけだし、何の特典もないけどね。要は自己満足。

■原作は上田美和の同名漫画。なんと1,300万部も売れたそうですが全く存じ上げませんでした。連載開始が20年前みたいで、その頃も(今もだけど)興味のベクトルが全然向いてなかったようです。しかしそんな昔の漫画を今映画化するとは、やはり邦画界の企画不足は深刻なのか。少年漫画系であれば、「え?今『はじめの一歩』を実写化?」みたいな違和感がある。

■女子高生のもも(山本美月)は、中学の時水泳部だったので色黒で茶髪。なのでビッチっぽい扱いを受けていたのだが、同級生のとーじ(真剣佑)のことが好きだった。しかし学校イチのモテ男・カイリ(伊野尾慧)に言い寄られ、そこにももの同級生で読モもやっていて学園の人気者・沙絵(永野芽郁)も絡んでくる。

■場違いのおっさんが観るからダメだ、と言われるとそれまでなんだけど、いろいろひどい。メインキャラクターの初登場時に、キャスト名とキャラクターの概要がテロップで表示される映画ってダメだろ。TVドラマならいざ知らず。後で教えてもらったのだが、今作の神徳幸治監督は初監督作で、それ以前は大根仁監督の『モテキ』『バクマン。』で助監督をやられてた方らしい。大根仁監督は、今までの映画・ドラマの定形表現を踏み出すことを果敢にやってきた人なんだけど、神徳監督はそれを勘違いして受け継いでいるのかなあとも。厳しい表現ですが。

■25歳の山本美月が高校1年生というのもかなり無理があるし、まあまあキツい映画です。ただ、何のメリットもないのに、この映画の中で犯罪者スレスレ(というよりほぼ犯罪)の悪役をやった永野芽郁には敬意を表する。

■という訳でお薦めしません。でも、興収ランキングでは公開週3位、翌週5位とまあまあヒットしているようです。ジャニーズ効果でしょうか。素人には映画業界は難解ですね。

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non_0101

怖い映画以外は割と何でも観るのですけど、この映画は厳しかったです~
でも、同じ劇場で観ている女子高生たちが本当に感情移入して見入っていたのにはかなり驚きました。
彼女たちにとって重要なのは、主役たちのキャラクターではなく演じる人なのかもですね。
by non_0101 (2017-06-04 12:57) 

sochi

あれれ、滅多に映画に辛口コメントをしないnon_0101さんも同意見とは(^^ゞ
でも当然ですよね。この映画の出来はどうかと思います。
by sochi (2017-06-06 04:55) 

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