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テルマエ・ロマエ [映画]

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■今年14本目で邦画7本目。「アーティスト」と同じ4/28に同じ109シネマズ川崎で鑑賞。ハシゴはいいけど同じところで観なくても、という声もあるだろうが、ここわたくしの映画鑑賞ホームグラウンドですから。シートもいいしポイントカードのシステムもいい。なので、別の映画館でしかやってないとかの特段の理由がなければ、基本ここで観るようにしている。

■原作はヤマザキマリの漫画。まあ海外拠点に生活されている方のようだけど、彼女の存在はわりあい前からさとなおさん(雑に言うと、元電通のクリエイティブディレクター)のブログで知っていた。私的にも親交があるらしい。しかしわたくしがこの漫画を読んだのは、第一巻の無料立ち読みと映画館入館で付録に付いてくる新作の小冊子だけだ(後述)。

■ヤマザキマリさんのインタビューによると、イタリア人の旦那さんが「ローマの公衆浴場と日本の銭湯って似てるんじゃない?」と言ったのがヒントになったそうだが、それよりもこのアイディアはたぶん天啓だろう。思いついた時点で勝ちというか。

■そしてこのキャスティング。主役の阿部寛を始め、北村一輝に宍戸開、そして市村正親とまあよくこれだけ濃い顔を揃えたもんだ(笑)。対する「平たい顔族」も笹野高史を始めとする絶妙な対比。ま、でもこの映画は阿部寛抜きでは成立しなかっただろうな。濃ゆい顔と長身で鍛えられた肉体を使った全身の演技。ウォシュレットに跨ったときの阿部ちゃんの演技は爆笑モノである。それとくどいくらいのモノローグ。素晴らしい。

■しかしながら、上戸彩演じるヒロインは映画オリジナルキャラクターらしいけど、彼女をめぐるお話がどうもヌルイ。原作は完結してないそうだし、2時間ちょいの映画の時間枠で話をまとめるには、ヒロインを立てなきゃならないってことはわかるんだけどなあ。ちょっとこのへん脚本が散漫かと。「のだめカンタービレ」の脚本家、衛藤凛さんのほうが良かったんじゃないだろうか。ま、「上戸彩巨乳伝説」を確認できたからいいか(←コラ)。

■というわけで、普通に何も考えないで笑える映画という点はいいけど、なんだか詰めが甘いな。せっかくイタリアロケとかで金掛けてるのに。そういう残念な点は「のだめ」と似てるかも。スタッフが一緒だからか。正直言うと、原作の面白さと阿部ちゃんに頼りすぎです。それ以降のイメージの敷衍があまり感じられない。

■オマケ。映画館で配布された小冊子は、主に漫画「テルマエ・ロマエ」の番外編で、ルシウスと阿部寛の銭湯でのラムネ飲み方対決。爆笑した。ヤマザキさん、スゴイわ。

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