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アウトロー [映画]

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■2/2鑑賞@TOHOシネマズ川崎。今年8本目で洋画3本目。なお、「アウトロー」は邦題で原題は「Jack Reacher」(主人公の名前)である。イーストウッドのゲンを担いだのかどうかは知らない。ただ、WEBでの紹介映像でも、トム・クルーズがインタビューに答え「Outlaw」とタイトルを発音していたので、サービス精神ではなく日本市場へ売り込む気満々と見た。

■日本では「トム・クルーズ、新シリーズ誕生!」のような宣伝文句で売り出されてるけど、万が一1作目がコケたらシリーズ化もないんじゃない? と思ったけど、どうも原作小説の「ジャック・リーチャー・シリーズ」は既に多数作品が出てるんだそうな。読んだことないけど。

■話のさわりに少しだけ触れると、5人の無差別殺人と見られる罪で元米軍のスナイパーが拘束されるが、彼は「ジャック・リーチャーを呼べ」というメッセージを残し、護送中の暴力行為で意識不明に。そこへ元陸軍士官のジャック・リーチャー(=トム・クルーズ)が現れ謎を解いていくという話。それ以上話すとネタバレになっちゃうので止めときます。

■どうもトム・クルーズのシリーズ物というと、「ミッション・インポッシブル」シリーズのような派手なアクションを期待してしまうが、本作はアクションがないわけじゃないけど、少なくとも話の中盤までは謎解きのある探偵物のテイスト。しかも、おそらく制作費的には「ミッション・インポッシブル」シリーズの何分の1程度と思われるくらいでやや地味。

■いやいやそう捨てたものでもないんですよ。勿論、謎解きとか悪を倒すカタルシスみたいなものもちゃんとあるのだが、それ以外のところが妙におかしい。最近は自身が製作に関わることも多いトムだが、製作の姿勢としては、以前は「ああ、オレってマジかっこいい」というナルシスト的なスタンスが多かったように思う。まあ、「M:I-2」みたいに敵役に「お前のバカそうな笑顔が嫌いなんだ」と喋らせている例もあったけど。
今回のトムはかなり間抜けだ。銃撃戦にナイフしか持ってなかったり、挙句の果てに石で相手をぶん殴ったりと全然スマートじゃない。でも思ったのだが、これはプロデューサーとしてのトムが覚醒しつつあるのかもと。「かっこいいオレより間抜けなオレのほうが映画的には面白いかも」とかね。全部妄想ですが。

■ちゃんとシリーズ化されるかどうかはともかく、これはなかなかの怪作です。


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