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ダイ・ハード/ラスト・デイ [映画]

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■2/17鑑賞@TOHOシネマズ川崎。今年10本目で洋画5本目。実はその他にも「レ・ミゼラブル」を2回、「映画 鈴木先生」を1回再見してるので今年に入って映画を観るのは都合13回目。我ながら観すぎでどうかとも思う。でも他には年間200本以上映画を観てる猛者の方もいる訳で、まあいいかなと。

■何だかんだ言って人気シリーズだし、TVCMも大量に投下されてたので(但しCMのシーンのあの映像では実際には第九は掛かりません)ほぼ満員状態。でもシネコンの中でもさほど大きくない方の劇場なのでこれは選択ミスかもと。自分的にも過去4作は全部映画館で観てるので(たぶん。3作目あたりは記憶が怪しい)一応観とこうかなくらいのノリ。なので正直面白いかどうかは半分くらい不安だった。つまんない映画を観るのも必要な経験だけど、やっぱ金が勿体無い、とか思っちゃうもんね。

■以下、ストーリーと感想で結構ネタバレを含むので、未見の方はご注意ください。4作目で娘が出てきたかと思ったら今作は息子が登場でなんと相棒。しかもCIAのスパイ(笑)。それを知らされてないマクレーン刑事が、息子がモスクワで逮捕されたという話を聞き休暇中単身モスクワへ。そこでロシア国を揺るがすくらいの大規模な謀略に巻き込まれるというお話。

■うむ。想像してたよりは面白かった。VFX全盛の現代映画の中で、スタントなど体を張った演出が中心のシリーズだけはある。カーチェイスとかのシーンも興奮したし。もちろんVFXを全く使ってないという訳ではなくて、敢えて肉弾中心っぽい演出にしてあるということです。そもそも現代映画の中でVFXを殆ど使わない映画って、ウディ・アレンの一連の映画やその他くらいのごくごく少数だと思う。VFXを使うのが悪いという訳ではもちろんないけど、スタッフ数の増加によりエンドロールが長くなるのはちと勘弁。これは邦画でも同様の現象なんだけど、そもそもハリウッドのスタッフの組合の要求が発端で世界的な潮流になってるんだそうな。

■閑話休題。映画自体は迫力のあるアクションシーンその他だし、98分という短い上演時間も良かったし(長いのは基本苦手)面白かったと思う。現代のモスクワロケの映画もそんなに多くはないしね。ただ話のクライマックスで場所がチェルノブイリに移り、まあマクレーン親子が勝つのはお約束としても、ウランの貯蔵庫の前でヘリが墜落爆発して終了っておい放射能漏れって大丈夫なのか?と思うくらいの大雑把な脚本。シリーズ全部通してそうなんだけど、さすがにそれはちょっとどうかなと。

■しかし相変わらずアメリカとロシアは仲悪いようです。マクレーンは「ロシア語なんか喋ってんじゃねえ!」敵は「アメリカ人の自信満々なところが嫌いなんだ!」と。四半世紀前のトム・クルーズ様主演の「トップガン」で、クライマックスで旧ソ連の戦闘機を撃墜するというシーンを思い出しましたよ。日中や米中関係も、映画で揶揄できるようになればオトナの段階なんだろうけどねえ。しばらくは無理か。

■あとタイトルの原題が「A Good Day to Die Hard」なのだけど、邦題ってちょっとニュアンス違くね? 「ダイ・ハードにうってつけの日」(サリンジャーか!)くらいにすりゃ良かったのに。無理か。

■という訳で、シリーズのファンで、わたくしのように四の五の細かいことをあげつらわない方は面白いと思います。


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