SSブログ

藁の楯 [映画]

415V1OHCIGL._SL500_AA300_.jpg

■今年27本目の邦画14本目。5/4鑑賞@TOHOシネマズ川崎。なんとこの映画で三池崇史監督映画を3回連続(「愛と誠」「悪の教典」)視聴。たまたまなんだが、それまでは「ゼブラーマン」シリーズしか観たことなかった。この3作の中ではたぶん一番制作費が掛かってたかなあと。この映画も当初観るつもりはなかったのだが、映画館での予告編がかなり面白かったので。

■大富豪蜷川(山崎努)の孫娘を強姦殺人した清丸(藤原竜也)に対し蜷川はメディアを通して10億円の懸賞金を掛ける。福岡で恐怖で出頭してきた清丸を東京まで移送するのがSPの銘苅(大沢たかお)と白岩(松嶋菜々子)、と他の警官。そこから東京まで移送するという話。

■ミステリ要素もあるので詳細は控えるけど、ちょっと設定が漫画的過ぎないか?と思ったし実際そうだ。原作は木内一裕の同名小説。漢字表記だとピンと来ないだろうが、ひらがなだと「きうちかずひろ」。そう、80-90年代に流行ったヤンキー漫画「BE-BOP HIGHSCHOOL」の作者。今は作家業に専念してるらしい。

■でもそんなホラ話をドキドキのエンタに仕上げるのが三池監督の真骨頂な訳で。10億円という懸賞金が掛かってる時点で、一般大衆はもちろん警察内部だって敵な訳だし、オープニングからしばらくは誰が敵かよく分からないのですごくハラハラする。

■ストーリーは明かさないほうがいいと思うけど、移送手段が新幹線に代わった時点で、往年の邦画の名作「新幹線大爆破」(「スピード」第1作はこれのパクリという説もある)へのオマージュかと思ったけどそうでもなかった。でもまあ、気を緩める隙がないほどドラマはハイスピードで進んでいくし十分面白い。原作がそうなのか脚本がそうなのかは知らないけど、ストーリーには粗があるのは確かだがそれを補って余りあるくらい面白い。正直言って期待以上。

■大沢たかおはいつもの通りの演技(失礼)だけど、松嶋菜々子はいい意味でふてぶてしくなったかな。しかし藤原竜也の感情移入をまったく許さないくらいのクズっぷりは痛快。

■という訳で結構お勧めです。但し、本作にR指定はないけど、小さなお嬢さんをお持ちの親御さんは観ないほうがいいと思う。子連れで観るなんてもっての外である。老婆心ながら。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0

ライジング・ドラゴンアイアンマン3 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。