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煙草とわたくし(元喫煙者) [日常]

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■たまには違うエントリを備忘録も兼ねて。埋め草ではありません。

■わたくし現在49歳ですが、高校生時分から煙草を吸っておりました。はい違法です。もちろん煙草自体の味が美味いというような理由ではなく、単に煙草を吸うほうが不良に見える=モテそう、というクソみたいな思い込みだった訳です。不良に見える=モテそうっていうのは、煙草を吸うとかそういう表面的なことではなくて、行動自体とかその辺にあるというのはずっと後になって気づいたこと。但しこれはわたくし改めオレだけではなくて、当時のバカ高校生はかなりそういう風に思ってたのは確信してる。当時は喫煙=カッコいいっていうのを、小説や映画や漫画、ドラマでも煽ってたと思う。

■大学時もダラダラ煙草を吸い続けていたが、煙草を実際に美味いと思ったのは社会人になってからだと思う。もちろん社会人になると今まで感じたことのないストレスを大なり小なり感じるわけで、一仕事終えた後の煙草の美味さを初めて実感できたのかなと。当時の職場(1980年代)は喫煙フリーで、確か就職して最初に職場に持ち込んだ私物は、マイ湯呑みとマイ灰皿だった。職場では夕方になると、当時は喫煙者の比率がかなり高かったので天井に煙草の雲ができるほどだった(笑)。そして恐ろしいことに、当時は女子社員が夕方灰皿の片付けまでやってくれたのだ! 20代の喫煙者には信じられないと思うが(そんなにいないと思うけど)。その分、上司に職務命令ではなく「煙草買ってこい」とか言われてた訳だが。

■その会社でも90年代に入って分煙になったと思うのだが、その後転職して外資系の会社に入ったのだけど、その当時からすでに分煙が主流という社会的な雰囲気があったこともあり、煙草を吸うには1フロアにはひとつある喫煙室に行かないと吸えなかった。でも煙草の量は減らなかったです。息抜きとサボりの両面があったかなと。

■がしかし、どんどん喫煙者には環境が厳しくなり、その外資系の会社も最終的にはわざわざ1Fの喫煙コーナーに行かないと吸えないという状況になった。就職で東京に出てから、通勤電車で煙草を吸ってる人はたぶん見たことないと思うのだが(ホームは数年前までOKだった)、長距離列車や新幹線はずっと喫煙OKの車両があった。いや、新幹線はまだある(先日乗って辛かったw)。80年代に初めてアメリカに出張した時の飛行機で、当時は喫煙席もあったので当時喫煙者のオレは吸ってたのだけど、喫煙席の最前列でした。気を使って3時間に1本くらいにしてたが、前の席の客はイチイチ「煙たい」という手振り。当時むかついたけど、現状分かんなくもない。

■禁煙したのは重大な決心と言う訳じゃないです。今のところに引っ越してから喫煙本数がなんとなく減っていたし、マンションなので部屋の中では吸わないようにしてたら段々吸わないようになって来た。しばらくは飲み屋で貰い煙草をしていたけど、貰い煙草自体が基本的に失礼だし、欲求も無くなってたぶん5年くらい吸ってない。

■禁煙当初はそうでもなかったけど、特に最近は他人の煙草の臭いが鼻につくようになってきた。喫煙OKの飲み屋はまだいいのだが、歩き煙草とか最悪である。先日その昔いた外資系会社の飲み会でその話をしたら、「どの面下げてお前が言うんだ!」とほぼみんなに言われた(笑)。

■別に喫煙者を責めるつもりではなくて(だって元喫煙者だし)、上手に棲み分けしましょうね、って話です。この四半世紀でこんなに煙草に対する世間の反応が変わったのだな、という備忘録で。


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