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不道徳教室@神奈川芸術劇場 [舞台]

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■6/1鑑賞@KAAT(神奈川芸術劇場)。早いもので今年もう舞台4本目。6月中に友人が出演している舞台も観に行く予定なので本数が増えそうだ。友人や知人に「今年は映画や舞台ものすごく観てるよね?」といわれるが(ほぼFBやブログにUPしてるので当たり前だが)、特に理由はない。強いて言うなら映画は娯楽として安いのと(舞台はカネが張るがorz)、これだけインプットしてけば何かのアウトプットが出てくるのではないかと。今のところ妄想にとどまっておりますが(笑)。

■KAATは2年前に三谷幸喜「国民の映画」を観に来て以来だが、結構好きな劇場だ。山下公園近くというロケーションもさることながら、劇場全体のデザインもすごくいい。椅子はちょっと硬いけどね。「ザ・スズナリ」のような小劇場もいいんだけど、こことか東京芸術劇場、世田谷パブリックシアターのような新しい劇場は「舞台を観に来た」という感じで背筋がピンと伸びる。いや実際には伸びてないけど。

■岩松了作・演出で、出演は大森南朋・二階堂ふみ・黒川芽以・趣里・大西礼芳、あと岩松さん本人も出てる(先週「中学生円山」でも観たが)。全員舞台では初見だが、趣里と大西礼芳はそれ以外も含めて初見。実はこの舞台の目当ては二階堂ふみだったりするのだが、アラ50男がそれを声を大にしていうと通報されそうでモゴモゴ。しかも今回座席がなんと最前列の中央近く。自分の観劇史上最良の席だ。ま、そんなに広い劇場ではないんだけど。

■脚本は岩松さんなのだが、原案というか原作は、文豪川端康成の小説「みずうみ」なんだそう。小説を読んだことないのだが、生徒をストーキングする教師の話という基本設定は合致しているらしい。つまりこの舞台は、女生徒(二階堂ふみ)をストーキングする高校教師(大森南朋)の話です、大雑把に言えば。二階堂ふみの同級生が趣里と大西礼芳。黒川芽以は謎のマッサージ師。そして高校の教頭が岩松了。

■何というか幻想的な舞台。各人必ずどっかおかしいし(岩松了を除く)台詞は文学臭が濃いし。時間軸通りには物語は進行しないので若干分かりづらい。でも何というか、それでも、女子高生たちのキテレツなダンスがあったりとか、ところどころ笑えてしまうという変わった話でもある。最終的に、伏線をかなり回収せずに話が終わってしまうというのもある意味すごい。全部岩松さんの想定内なんだろうが。キャストが観客席を走り回るという演出も面白い。

■役者陣は、大森南朋はドラマ(「ハゲタカ」「龍馬伝」)を見て想像した通り上手な人だった。あと、謎のマッサージ師の黒川芽以が意外に良かったな。この人はちょくちょくドラマや映画に出ているのだけど、オレ的に印象に残ってるのは映画「僕たちは世界を変えることができない。」のデリヘル嬢の役かな。別に変な意味じゃありませんよ。

■しかし特筆モノはやはり二階堂ふみ。「ヒミズ」「悪の教典」では観ていたが舞台では初見。ビックリした。19歳とは思えないくらい芝居が上手いし声も通ってる。黒髪ボブ&ブチ切れ系として、橋本愛に通じるものはあるけど、現時点では二階堂ふみの方が先行ってるかな(橋本愛ファンの方すいません)。その才能がオレから最短距離1mで(顰蹙買いそうなので以下略)。

■結果、何となく腑に落ちない舞台ではあったのだが、なぜかもう一度観たい気になっている現状。KAATでの公演はもう今週で終わりなので、続くシアタートラムでの公演に当日券狙って行ってみようかと思っている。

■観劇後は近隣に住んでいる友人夫妻と合流し、中華街ー関内ー野毛とハシゴしてベロベロで帰りました。こんな感じで。

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