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奇跡のリンゴ [映画]

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■「箱入り息子の恋」と同じ日(6/22)に鑑賞@TOHOシネマズ川崎。今年38本目で邦画20本目。ちょっと観るのをためらってた映画ではある。理由は後述。最近もはや一流の役者と言ってもいい阿部サダヲが主演で、菅野美穂が奥様役。

■これは、弘前でリンゴ農家を営む木村秋則さんの実話がベースだそう。10年以上かけて無農薬のリンゴを栽培するのに成功したという話ですね。農薬が使われる前は当然無農薬リンゴだけだったはずだし、実際「無農薬のリンゴ」を食べたことがないので、味というか有り難みが今ひとつ分からない。でも観てみようと思ったのは、「あまちゃん」によって現在結構東北マイブームだし(不謹慎かなあ)、昔東北(仙台)に4年住んでいたというのもある。

■リンゴ園の風景とかは結構目の保養になるし、サダヲの義父役の山崎努はきっちりツボを抑えてはいるところはいい。ただ、当然ノンフィクションベースなので結末はネタバレなのだが、そこに至るまでの脚本・演出があまりにも凡庸。映画的な工夫が全く感じられない。甘ったるい感傷ばっか。で、観るのをためらってた理由は、中島義洋監督作品ということ。思い起こすと、伊坂幸太郎(一応同じ大学出身です)の「アヒルと鴨のコインロッカー」の映画化の監督がこの人。それがあまりにひどい出来だったので、同じ原作・監督の「ゴールデンスランバー」(現時点で伊坂幸太郎の最高傑作だと思う)は観てないくらい。

■もちろん映画の観方は人それぞれという前提ですが、正直この映画は阿部サダヲの才能の浪費です。この映画、全く勧めません。素人が偉そうなこと言ってごめんなさい。


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