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麦子さんと [映画]

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■2014/1/4鑑賞@TOHOシネマズ川崎。今年初映画で邦画1本目。

■この映画は、話の筋が「あまちゃん」に似てる、という話を聞いたのが観た動機。正直「あまロス」から全然抜けてないっていうか、紅白歌合戦でまたこじらせちゃったし。観たところ、部分的には似てるところはある。ただ、劇中のシーンが主に冬、ということは1年前の撮影と思われるので、「あまちゃん」と並行して撮影が進められていたようでパクリとかそういう要素はゼロでしょう。なお、主人公の麦子(堀北真希)の兄役の松田龍平は、脚本は自分が係るパートしか読まなかったので、「あまちゃん」に出演してたにも関わらず類似性に気づかなくて、堀北真希に呆れられたそうです。

■最近の邦画では珍しく原作なしのオリジナルです。幼いころに母親に捨てられ、3年前に父親が亡くなり兄(松田龍平)と二人暮らしの麦子の前に突如母(余貴美子)が現れ、結局同居を始めるが、母は末期がんですぐに亡くなってしまい、納骨のために母の故郷を訪れるという話。そこで母親が地元ではアイドルで、歌手を目指して上京したということを知る。ま、確かに「あまちゃん」と似てます。

■故郷の場所は映画の中で特定はされてないのだが、旅館名に「八幡浜」というのもあり海のシーンもあるので、我が故郷愛媛県の八幡浜市でのロケかなと思ったのだが、エンドロール見てると海が全くない山梨県都留市でのロケだった(笑)。海のシーンは銚子だったようだ。

■朝ドラと映画では性格が異なるので比較してはいけないのだけど、「あまちゃん」と比べると話はやや単調で脚本の濃度はさほどでもない。でも、悪い映画じゃない、っていうか結構好きです。最近地方ものの映画に弱いっていうオレの傾向もあるけど、作りが非常に丁寧だし、何より若手人気女優主演の映画なのに恋愛要素がゼロ、っていうのも素晴らしい。地味な映画だからそれほどヒットはしないかも知れないが、多様性という点でいい映画だと思います。結構お勧め。

■タイトルもいい。「麦子さんと」の「と」という助詞がイメージを膨らませている感じがする。

■ただ、堀北真希(余貴美子の若い時も演じている)が年取ったら余貴美子になるのか、という点では若干複雑でございます。

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