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闇金ウシジマくん Part2 [映画]

『闇金ウシジマくん Part2』ポスター画像.jpg

■5/20鑑賞@TOHOシネマズ川崎。今年24本目の邦画10本目。観た理由は明白。前作『闇金ウシジマくん』が面白かったのと、今作は旬の若手俳優たち(菅田将暉、窪田正孝、門脇麦など)を揃えてたということもある。

■原作の真鍋昌平作の漫画は読んだことはない。映画化1作目と、ドラマのシーズン2を観た(シーズン1は未見)だけなんだけど、ディープな設定には舌を巻く。闇金「カウカウファイナンス」の社長、丑嶋(山田孝之)とそのスタッフ、柄崎(やべきょうすけ)と高田(崎本大海)。この基本設定はもちろん変更なし。プラス丑嶋の旧友の情報屋、戌亥(綾野剛)が加わる。

■そこにダサい暴走族(中尾明慶)、ヤンキー(菅田将暉)、成り上がろうとするホスト(窪田正孝)とその追っかけ(門脇麦)、競合する闇金(高橋メアリージュン)などが絡んできて丑嶋包囲網になるという話。これ以上あらすじを書くとたぶんつまらないのでこのへんにしておく。

■前作の感想でも書いたと思うのだけど、おおっぴらにヤクザ映画が作りづらくなってきた現在、この映画はその代替品なのかも。ま、「任侠」とか筋が通ってるとかいう旧来ヤクザのイメージとは違い、基本的にこの映画の登場人物はクズばっかりだ。ただ、主人公の丑嶋は全くブレない。いいか悪いかは別にして。それがこの映画を一本筋が通ったものにしていると思う。そして、前作より話のドライブ感が凄い。

■演出的には、前述の若手俳優陣(菅田将暉・窪田正孝・門脇麦)がフィーチャーされている。伸びしろのある人たちだからそれでいいのかも知れない。中尾明慶の扱いは・・・ね。一番怖かったのは門脇麦のストーカーと化した柳楽優弥かな。マジで凄い。

■好き嫌い分かれる映画だと思うけど、面白かった。ただ、この映画だけのせいじゃないけど、最近の映画やドラマで俳優陣がカブり過ぎ。綾野剛・菅田将暉・門脇麦などなど。しかもマキタスポーツまで! 一部の俳優さんに集中しちゃうのかね。

■門脇麦は、『愛の渦』に続き、今作でもホストの追っかけから風俗嬢になるという体を張った芝居をしてました。女優魂は凄いし、チャーミングな子だとは思うのだけど、どこを目指してるのか門脇麦。

■おまけ。映画を観た日は初日ではないが、公開後初めての週末ということで、上映後珍しく舞台挨拶の中継があった。全国83(ヤミ)劇場で(笑)。登壇者は山口雅敏監督、山田孝之、綾野剛、菅田将暉、門脇麦、高橋メアリージュン、やべきょうすけ、崎本大海。まあ、特筆すべきことはなかったが、テンションがメチャクチャ低い山田孝之に代わって、やべきょうすけが一所懸命盛り上げようとしてたのがおかしかった。門脇麦はやはり天然。


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