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インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌 [映画]

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■2014/6/1鑑賞@TOHOシネマズ川崎。映画の日なので(じゃなくてもそうだろうが)ハシゴした。今年28本目の洋画17本目。すごく観たいという映画では正直なかったのだけど、なんだか気持ちの底に引っかかってた。実はコーエン兄弟の映画は今まで全く観たことがない。どんだけ浅い映画ファンなんですかね。

■原題の「Inside Llewyn Davis」は、直訳すれば「ルーウィン・デイヴィスの内面」、もしくは「ルーウィン・デイヴィスについて」っていうところなんだろうが、邦題のサブタイトル「名もなき男の歌」はちょっと余計かも。印象づけて日本での興収を上げたいという、日本宣伝陣の気持ちは分かるんだけど、そんなの映画を観てれば分かる話であって、どうにも観客を軽く見ているような気がする偏屈なオヤジです。

■1961年のNY。主人公ルーウィン・デイヴィス(オスカー・アイザック)は売れないフォークシンガーで、家を持たず友人知人の家を泊まり歩いているクズ野郎。この主人公のモデルは、ボブ・ディランに影響を与えたと言われている実在の人物、デイヴ・ヴァン・ロンクだそうです。この映画の原案もデイヴの回想録らしい。すいません、全く存じ上げませんでしたが、回想録が映画の原案になる程度は名が知れた人のようだ。だからサブタイトルの「名もなき男の歌」って余計無駄だと思う。

■レコード会社と契約しているものの鳴かず飛ばず、おまけに一度やった女性を妊娠させたり。仕事を探しにシカゴに行って、著名なプロデューサーに対して自分のポリシーを曲げられなくて採用されなかったりとか。正直言ってそんなに楽しい話ではない。

■でも、世の中の大部分の人はそういう状況であがいてるのではないかと思う。そして今日も明日も日常はさほど変わらないと。ネタバレというほどではないけど、結末のサーキュレーションで強くそう思った。うん、お勧めです。

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