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アデル、ブルーは熱い色 [映画]

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■『チョコレートドーナツ』と同日、2015/2/11鑑賞@目黒シネマ。今年10本目の洋画5本目。

■昨年話題になっていた映画だし、知人の中には昨年の(日本公開)上位に推してる人もいるので、目黒シネマでの上映にこれはいいと思い観てみた。カンヌのパルムドール賞も獲ったみたいだし。ただし上映時間179分という長さが気にはなった。ほぼ3時間じゃん。長時間上映の映画は比較的苦手なオレ。

■パリの女子高生アデル(アデル・エグザルホプロス)は好意を抱かれている上級生トマとのデートに向かう際に、道でブルーの髪の女・エマ(レア・セドゥ)に目を引かれる。トマとはセックスをする関係になるが、なにか違和感を抱き自ら交際を解消する。アデルは自分の中に内包されているレズの資質に気づき、ふと入ったレズビアンバーでエマと再会し、恋に落ちる。エマは美学生だった。

■ちょっと中断。高校生が煙草吸ったり酒飲んだりというシーンが出てくるので、あれ?と思ったが、フランスでは飲酒も喫煙も16歳から合法らしいですね。さすがワインの国。ただ我々が10代の頃(今から30年以上前)は結構な比率で飲酒喫煙してたので、実情的には同じ気も。昨今の世論と取締りの厳しさで、今の高校生は若干気の毒な気もする。まあやってる奴はやってるだろうけど。あと、主役の二人もまったく知らないと思ってたが、レア・セドゥは『ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル』『ミッドナイト・イン・パリ』にも出演してたらしい。まったく印象がないのだけど。

■あとは、長じて学校(幼稚園?)の先生になったアデルと、画家として成功しつつあるエマが長年の同棲ののち、お互いの相手に対する猜疑心の末破局するまでの話です。雑なあらすじだけど、そもそもこの映画はそんなにストーリーを重視していないと思う。

■シークエンスのつなぎ合わせで観客に想像させたいタイプの映画というか。確かに印象的な映像はいくつか記憶に残っている。ただ、各シークエンスが長すぎるし、結果として2時間59分という長い映画になってしまっている。あと、ここから先は個人的な趣向なのだが、登場人物のアップのシーンが多過ぎる。オレはロングのシーンが多い映画のほうが好きなのです。まあ「それはお前の趣味だろ」と言われるとぐうの音も出ません。

■でも、撮影当時10代だったアデル・エグザルホプロスの熱演には敬意を表したい。日本映画も平気で脱げる若い女優さんがもっと増えればいいと思う。あくまで表現の一環だし。

■なので、好きな人にはドハマりの映画なのだろうけど(パルムドールも獲ってるし)、個人的にはちと苦手なタイプの映画でした。



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non_0101

レア・セドゥは役柄によって印象が全く変わる女優さんですね。
『ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル』では、殺し屋役でした。
ホテルの部屋で頑張って格闘していたけど、あっさり殺されてしまいました…
by non_0101 (2015-02-23 00:20) 

sochi

いや、全然気づかなくて(苦笑)。
by sochi (2015-03-05 00:01) 

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