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ジヌよさらば〜かむろば村へ〜 [映画]

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■2015/4/4鑑賞@チネチッタ。今年26本目の邦画13本目。

■この映画は観たい要素てんこ盛りだった。松尾スズキ監督作品ということもあるし、原作はいがらしみきおの『かむろば村へ』という漫画。いがらしみきおは一般的にはヒット作『ぼのぼの』で有名な人だと思うが、オレが大学の時に4コマ漫画『ネ暗トピア』で結構知られていた。当時住んでたのが仙台だったので、宮城県出身の漫画家に注目してたということもある。

■銀行員のくせにお金アレルギーになった高見武晴(松田龍平)は、「まったく金(ジヌ)を使わない生活」を目指して東北の寒村「かむろば村」に引っ越してくる。そこで出会った村長与三郎(阿部サダヲ)とその妻亜希子(松たか子)、長老のなかぬっさん(西田敏行)など、妙に親切でおせっかいな村人に囲まれ生きていく話。

■原作漫画ではいがらしみきおの出身地の宮城県加美町が舞台のようだけど、この映画ではおそらく福島のどこか。だからといって原発問題に触れてる訳ではまったくありません。いいんじゃないでしょうか。制作されるすべての邦画が原発問題に触れる必要はもちろんないわけだし。

■松尾スズキ監督作というせいもあるけど、「大人計画」所属の出演者がメチャクチャ多い。松尾監督自身、片桐はいり(は違うけど)、荒川良々、皆川猿時などなど。で、主演の松田龍平も出ていた『あまちゃん』の既視感が出てくる訳です。なんと伊勢志摩や村杉蝉之介まで出てるしね。

■重なる部分がないわけではないが、基本的に別のお話。しかし楽しいお話です。もちろん地方の過疎や高齢化の話を直視してはいるし茶化してはないけど、「あ、現実はこんなもんだ」と思わせる話の強さがある。そして映画として十分に楽しい。

■武晴を誘惑する女子高生青葉(二階堂ふみ)のエロアイコンぶりが面白かった。武晴とのディープキスやパンチラ、そして終盤に武晴に「セックス凄いんですよ」と言わしめてしまう(映画の中でね)。二階堂ふみはユーティリティープレイヤーかも、と。

■という訳で、結構お勧めの映画です。


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