SSブログ

ジュピター [映画]

200.jpg

『バードマン』と同日、2015/4/11鑑賞@チネチッタ。今年29本目の洋画15本目。

■監督はウォシャウスキー姉弟。前作『クラウド アトラス』がオレ的にはかなり良かったので今回も観ることにした。久々のオリジナル脚本だとか。売りは『マトリックス』以来の映像革命、だそうだけど、こういうのを真に受けるとだいたい失望する。さて本作はどうか。

■天文好きの父を母の胎内にいる時に殺されたジュピター(ミラ・クニス)は、アメリカで不満たらたらで清掃員の仕事をしているが、ある時なぜかジュピターに危機が襲い掛かる。それを助けたのは、兵士と名乗るケイン(チャニング・テイタム)。実は地球は宇宙最大の王朝・アブラサクス一族に支配されていて、その王族の母親の転生がジュピターで、後継争いをする3人の子供たちの標的になっていることを知らされる。

■こういうホラ話は嫌いではないです。3人の子供の長男は現在権力を握っているバレム(エディ・レッドメイン)。そう、『博士と彼女のセオリー』でアカデミー主演男優賞を獲った俳優さんです。妙に顔色が悪いなと思ったら、アブラサクス一族は一万年を超える長寿で、時々細胞の活性化を図る必要があるという設定がありました。イヤな役でも何でもこなせるね、エディくん。

■あとはざっくり言うと、この3兄妹の跡目争いにジュピターが巻き込まれるという話。VFXは凄いのだけど、けっこうCGに頼りすぎてるという感じを受けた。ケインのローラースケートのように空中を駆けまわる靴は面白いけど、『マトリックス』と比べたらやはり実写の構成比率が低い。『マトリックス』はVFXの概念を変えた映画だと思ってるからなおさらです。

■脚本もウォシャウスキー姉弟にしてはベタかな。ジュピターの危機をケインが救うという状況が数度繰り返されるし。しかも結局ラブストーリーだ。『マトリックス』のクールさはどこに行った、と思ったけど『マトリックス』もラブストーリーの要素大でしたね。

■普通に面白いのですが、『マトリックス』のインパクトを期待して行くとちと肩透かしかも。

nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(2) 

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 2

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。