SSブログ

マジック・イン・ムーンライト [映画]

200.jpg

■2015/4/12鑑賞@109シネマズ川崎。今年30本目の洋画16本目。

■ウディ・アレンの近作はなるべく観るようにしている。『ブルージャスミン』はちょっとビターな内容だったけど、今作はどうだろうかと思って観てみた。しかしウディ・アレンも御年79歳。クリント・イーストウッドよりはほんの少し若いが、どちらもこの年齢で定期的に映画を制作し第一線にいるという、恐るべき老人たちだ。

■舞台は1920年代の南仏。中国人、ウェイ・リング・ソーを名乗る一流のマジシャン・スタンリー(コリン・ファース)は実は英国人だが、偏屈で合理的なものしか信じない。友人のマジシャン・ハワード(サイモン・マクバーニー)に頼まれ、富豪をたぶらかし金を騙し取っているというインチキ霊媒師・ソフィー(エマ・ストーン)のトリックを見破るべく、コート・ダジュールにやって来る。ソフィーはチャーミングな若い女性で、おまけにスタンリーのバックグラウンドを次々と当てていき、スタンリーはすっかりソフィーに魅了されてしまう。

■さほどのトリックではないのだけど、オチはあるのでこの辺で。舞台はウディ・アレンが好みそうな20年代で劇伴もクラシカル。雰囲気に浸ってただ映像を観ているだけでも十分気持ちよくなる作品。『ブルージャスミン』のようなテーマ性はあまりないし、ウディ・アレンの作品でよくあるパターンと言ってしまったらそれまでだけど、エマ・ストーンが非常にチャーミングに描かれているし、オレは結構この作品好きかも。エマ・ストーンの描かれ方という一点においては『バードマン』より勝ってると思うし。

■しかし、コリン・ファースの実年齢は54歳で、エマ・ストーンは26歳。親子ほど年齢差のあるこの二人のラブストーリーだけど、あまり違和感は感じない。『ミッドナイト・イン・パリ』でもそうだったけど、ウディ・アレンは綺麗な若い女優さんを見つけてきて、ちゃんと輝く場所にはめ込むのがとても上手。たぶん相当スケベなんだろうな。今までの数多いスキャンダルが証明するように。

■スケベという点ではイーストウッドも負けてないので、高齢になっても第一線で活躍する秘訣はスケベということではないかと。結構マジでそう思ってます。

nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(1) 

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 1

ジュピターセッション ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。