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Dearダニー 君へのうた [映画]

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■2015/10/4鑑賞@チネチッタ。今年70本目の洋画34本目。どこだか忘れたけど、ミニシアター系の映画館で予告編が掛かっていて、面白そうだったので観た。

■久々に邦題にチャチャを入れるが、この映画の原題は『Danny Collins』。アル・パチーノ演ずる、主人公の壮年のロックミュージシャンの名前。ここ一年では一番ダサい邦題である。なにがどうしてこうなったのか、ネーミングした本人を小一時間問い詰めたいという気分。この邦題の出来はたぶん興収にも関わっているのではないかな。

■映画の内容だけど、ひとことで言うと「ジョン・レノンあるある詐欺」。若き時代の自分のインタビューを読んだジョン・レノンから直筆の手紙が送られたが、主人公ダニー・コリンズ(アル・パチーノ)は諸事情で40年後の現在に初めてそれを読む。それをきっかけに、自分の音楽人生と、ずっと音信不通だった息子とその家族との関係を立て直そうと動き始める話です。

■まず、ダニー・コリンズは架空の人物で、実際は別の実在のカントリーシンガーにレノンから手紙が送られたという実話がこの映画の発想のきっかけらしい。話の共通点は「レノンからの手紙」の一点だけで、ストーリーにもほぼまったくレノンは関わってこない。なので「ジョン・レノンあるある詐欺」という言い方をしたけど、正確には予告編詐欺かな。

■ところがどっこい、映画自体は面白いのだ。再会した息子のトム(ボビー・カナベイル)一家の愛娘(孫)のホープが多動性障害と聞き、受け入れてくれる学校を探すために金とコネを使いまくったり、そしてトムが白血病であることを知り、反発しあいながら寄り添っていくという、まあベタなストーリーなんだけど、そこはさすがに千両役者のアル・パチーノ。卓越した演技で見せつけてくれました。滞在先のヒルトンの支配人メアリー(アネット・ベニング)とのラブロマンスもあるしね。

■さほど期待しなかった分、楽しく観れた。もうぼちぼち終映になりそうなので、DVDになったら家族でほっこりしながら見るというのもオススメです。

■しかし、いつからアル・パチーノは日本でのカタカナ表記でそう呼ばれるようになったんだろう? 昔の榊原郁恵の歌とかでは「アル・パシーノ」だったような。

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non_0101

こんにちは。
予想以上に優しい物語になっていて、観ていて心地良かったです。
大スター役のアル・パチーノ、さすがのかっこ良さでした~☆
by non_0101 (2015-10-12 10:00) 

sochi

non_0101さんのブログも観たきっかけのひとつです。ありがとうございます。
by sochi (2015-10-12 22:09) 

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