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黄金のアデーレ 名画の帰還 [映画]

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■2015/12/4鑑賞@109シネマズ川崎、レイトショーで。今年90本目の洋画44本目。予告編をを観て面白そうだったので観ることにした。

■テーマとしては第二次大戦中のナチスドイツの美術品の収奪の話に関わってくるので、『ミケランジェロ・プロジェクト』とセットで観るといいかも知れない。これも『ミケランジェロ』と同様の実話ベースだけど。『ミケランジェロ』は時間軸が第二次大戦中だったのと比べ、こちらは現代、というか20世紀末の近過去の話。我々50過ぎには現代という認識になってしまうが。

■オーストリアからナチスドイツの弾圧を逃れ、現在はアメリカで暮らしているマリア・アルトマン(ヘレン・ミレン)が、叔母がモデルで親族の所有なのに、ナチスに強奪されて結果、現在はオーストリアの美術館に飾られている絵画『黄金のアデーレ』を、友人の息子の弁護士・ランドル(ライアン・レイノルズ)と共に自分の許に戻そうという話。

■『ミケランジェロ・プロジェクト』と違い、敵はナチスドイツではなく、現在(じゃなくて、1990年代)の国益を図ろうというオーストリア政府。既得権益に拘る人たちが活写されている。そこを多様な手法で突破していこうというマリアとランドルの描写が面白い。最初はマリアに引っ張られていたランドルが、後半はマリアを引っ張っていくという構成もなかなか楽しい。

■オレは絵画に対しては全然見識はないのですが、その辺に詳しい方にはお勧めの映画だと思います。ただ、原題が『Woman in Gold』なのにこんな気絶しそうなダサい邦題をつけた人には小一時間問い詰めたい。『黄金のアデーレ』は百歩譲るとして、「名画の帰還」って絶対要らねえ。

■映画の評価とはまったく関係ないのですが、鑑賞時に隣席におばはん二人。上映前に煩いけどまあしょうがねえやと思っていたのだけど、クライマックスでおばはんのひとりの携帯が鳴る。まあ、マナーモードに切り替えそこねたのかなという同情はあったけど、なんとおばはんは「もしもし〜」と返答していたのだ。流石に切れまして、おばはんに「ちょっと!」と言ったが聞く耳持たず通話続行。実際キレたけどエンドロール間近の劇場内で怒鳴る訳にもいかずモヤモヤ。

■映画は悪くないです。

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non_0101

うわっ、川崎でもそんなおばさんがいるのですか!?
そういうマナー違反の人は映画を観に来ちゃいけないですね^_^;

by non_0101 (2015-12-13 21:19) 

sochi

non_0101さん、本当なんです。
大昔の規制がゆるかった時代は、劇場内で煙草吸ってる人とか結構いたけど、携帯電話が普及して以降、こういう人には初めて遭遇しました。劇場内で外国人の観客が多い時は、大笑いしたり拍手が多かったりということはあるので、そこはカルチャーの違いだと許容でできるのですが、これはただのマナー違反です(笑)。今後この手の人に遭遇しないよう祈るばかりです。
by sochi (2015-12-14 01:26) 

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