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スキャナー 記憶のカケラを読む男 [映画]

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■2016/4/30鑑賞@TOHOシネマズ日本橋。たまにしか来ませんが、結構オトナないい映画館です。今年53本目の邦画22本目。金子修介監督、久々のメジャー作品です。最近観たのは『百年の時計』『少女は異世界で戦った』などのインディーズが主体でした。

■金子修介さんって邦画での大監督のおひとりなんですが、アオリでは「脚本:古沢良太」のほうが大きかったような。確かにヒット作を連発してる脚本家さんだけど、ちょっと金子監督に失礼かなと思いつつ、両方のファンのオレは観ることにしましたとさ。

■昔はコンビの漫才師としてそこそこ売れていた「マイティーズ」の千石(野村萬斎)と丸山(宮迫博之)。千石が物に残っていた残留思念を読み取るという特殊な能力があったおかげ。しかしその能力で人嫌いが増した千石は逃げてマンションの管理人。売れなくなった丸山はカツカツだが、事務所にピアニストの女子高生・亜美(杉咲花)が失踪したピアノ教師・雪絵(木村文乃)を探して欲しいと依頼してくる。しぶしぶ乗り出す千石と丸山。

■ミステリなんで以降は書きませんが、木村文乃の幸薄感が強力に発揮されてる。役者陣は熱演と言っていいと思うけど、ミステリとしてはいろいろ反則しているような。トリックの解き方も、まだまだ古沢良太さん本調子ではないって感じです。

■この映画を観た後に、たまたまときどき集う映画好きの方々の飲み会に参加したのだけど、そこでこの映画の話をしたら。知人から「それ、設定が『サイコメトラーEIJI』のパクリじゃない?」との指摘。千石は物理的な物からしか残留思念を読み取れないのに対し、EIJIは生物からも読み取れる、ってのいうのが違いらしい。『サイコメトラーEIJI』は原作漫画もドラマも見たことがないので、それにはまったく気が付かなかった。

■パクリかどうかは知りませんが、フォーマット的に東映はシリーズ化を期待してるのはあからさま。しかも、もともと狂言師の野村萬斎は独特の発声が正直言って現代劇に向いてない。なのでシリーズ化はたぶんないでしょう。次は頑張って古沢良太さん。

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