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ハロルドが笑う その日まで [映画]

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■2016/5/5鑑賞@TOHOシネマズららぽーと横浜。今年55本目の洋画32本目。

■TOHOシネマズ系列はメジャー作品配給中心ということは間違いないが、近くの競合館も含めた立地やシアター数などにより、当たり前だが全館同じ編成になっている訳ではない。ただ、基本的にはメジャーの中でもミニシアター系に近い映画は掛からないのがお約束。しかし、オレが時折行く(主に「一ヶ月パスポート」利用時が中心)こちらのTOHOシネマズららぽーと横浜では、横浜と言えども最寄り駅がへんぴな横浜線鴨居駅(失礼)で競合映画館もなくシアター数も多い方なので、時折ミニシアター系の映画が混じる。この映画もそうで、上映は基本ミニシアター系で、TOHOシネマズ系列でやっているのはここと船橋のたった2館だけ。

■という訳で、この映画については特に知人の口コミもなかったので、どっちかと言うとついうっかり観てしまった系統。ま、未踏の地だが憧れである北欧が舞台という点もあるけど。

■ノルウェー映画ってオレも観るの初めてだし、監督もキャストも見覚えないし皆様御存知ないと思うので全省略します。ノルウェーの田舎町・オサネで、小さいながらも品質に誇りをもった家具店を営んでいるハロルド。堅調に商売をしてきたが、ある時目と鼻の先に世界的な家具チェーン「IKEA」(イケア)の支店ができる。ある程度割り切った品質のIKEAにハロルドは我慢ならなかった上に、あおりを食らってハロルドの店は閉店の憂き目に遭う。認知症を患っていた妻・マルニィも失ってしまい、逆上したハロルドは自ら店舗に火を放ち自分も死のうとするが死にきれず、イケアの創業者・カンプラードを誘拐すべくスウェーデンに車を走らせる。道中で少女・エバを拾うことになるが。

■ストーリーだけ追うと、実際にありそうななかなか陰惨な話ではあるが、ハロルドの行動がすべて計算とはほど遠い無計画だったり、ついうっかり本当に誘拐されてしまうカンプラードだったりとか、話の落とし所が良くも悪くも見えてこない。最後は何となくまとまってしまうのだけどそれも少し座りが悪かったりとか。人のシニカルさと善良さが交互に現れる変な映画です。

■なので、特に薦めませんが変な映画を観たい奇特な方はどうぞ。一人の監督だけでノルウェーの映画はこんなもんだと決めつけるのは乱暴に過ぎますので、機会があれば他の作品も観てみたいと思った次第です。

■台詞は字幕あるけど、クレジットもノルウェー語だと思うのでまったく分かりませんでしたが、これは当然イケア自体の協力がないと成り立たない映画です。創業者のカンプラードさんも実名で出てるしね。イケア太っ腹。

■なお、オレがイケアの店舗に一度も行ったことがないのは内緒です。

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