探偵ミタライの事件簿 星籠の海 [映画]
■2016/6/5鑑賞@TOHOシネマズ川崎。今年69本目の邦画32本目。
■玉木宏(幼少時のアダ名は「たまきん」)は芝居も上手だと思うし、何よりも声がいい。その割には作品に恵まれず、ドラマ・映画の『のだめカンタービレ』以外はこれと言った代表作がない。すいません個人の感想です。で、玉木くんと広瀬アリスが出ると知り観ようと思ったのが発端。4月末の飲み会で、先輩が「広瀬姉妹ってエロいよな〜」と言ってたしオレも同意なので。すいません少しウソです。映画を観た土日に帰省してて少し疲れたので、これは映画でも観てリフレッシュして帰ろうと思ったら、時間帯に合ってたのがこの映画だった訳です。時間をずらすほど気力体力が残ってなかったので。
■原作は島田荘司の推理小説『星籠の海』。探偵御手洗潔シリーズの一作ということだけど、未読かつ島田荘司さんの作品は全く読んだことがない。それほど推理小説を読まないということもあるのだけど。ただ、漫画化された「モーニング」での連作「探偵ミタライシリーズ」は読んだし、昨年同じく玉木宏主演のドラマ『傘を折る女』は見たことがある。
■「脳科学者、趣味:探偵」の御手洗(玉木宏)に、友人で相棒の作家・石岡から紹介された編集者・みゆき(広瀬アリス)が訪ねてくる。石岡に新作を書いてもらいたいみゆきは、その元になる事件を探し解決してもらいに訪れた。愛媛県・興居島にこの半年の間に6体もの死体が流れ着いた謎を解いて欲しいということだった。興味を示した御手洗はみゆきとともに興居島に向かうが、死体の出先は広島県徳山市ということを確認し、二人は徳山に向かう。
■ミステリなので以下は全部略。島田荘司さんの作品は全く読んでないのであれこれ言えないけど、トリックがかなり後付けな印象が。何より、映画化にあたり、ホームズにおけるワトソン的な役割の石岡が全省略され、みゆきのキャラクターが新設されたがほぼ何の役にも立ってない。そりゃまあ、映画にするのに華は必要だと思うけど。演技云々ではなくて広瀬アリスが可哀想。妹はスターダムを驀進中なのに。
■瀬戸内海の風景は懐かしいにしろ(愛媛出身っす)、久々に観て後悔した映画でした。玉木宏も広瀬アリスももったいない。役者を活かせるのは、当たり前ながら演出・脚本次第ですよ。
コメント 0