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エクス・マキナ [映画]

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■2016/6/11鑑賞@チネチッタ。今年71本目の洋画38本目。この映画は今年のアカデミー賞視覚効果賞を獲った作品らしい。それとは関係なく前評判が良さそうなので観ることにした。

■世界一の検索エンジン会社「ブルーブック」(Googleかよ!)で働くプログラマーのケイレブ(ドーナル・グリーソン)は社内の抽選に当選し、人里離れたところにある社長・ネイサン(オスカー・アイザック)の別荘に一週間招待される。そこでケイレブは、ネイサンから女性型ロボット・エヴァ(『エヴァンゲリオン』の「EVA」ではなく「AVA」:アリシア・ヴィキャンデル)のAIの「チューリング・テスト」(人工知能としてふさわしいか)を依頼される。

■しかし面白いキャスト。主演のドーナル・グリーソンは『アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜』の主演俳優だし、『スター・ウォーズ フォースの覚醒』では「ニュー・オーダー」のハックス将軍だったりとか、結構売れてるのかな。アリシア・ヴィキャンデルは言うまでもなく『リリーのすべて』で今年のアカデミー助演女優賞を獲ったいま注目の女優さん。大変お綺麗です。そしてオスカー・アイザックは『インサイド・ルーヴィン・デイヴィス 名もなき男の歌』の主演であり、『スター・ウォーズ フォースの覚醒』のレジスタンスのエースパイロット、ポー・ダメロンだったりする。『フォースの覚醒』では敵味方だったもんね。

■そして「チューリング・テスト」と言えば『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』の主人公、アラン・チューリングが作ったテストではないですか。

■実はネイサンはケイレブを抽選ではなく敢えて選んだのであり、より深い目論見があった。そんなことを知らないケイレブはしだいにエヴァと親しくなるが、エヴァはネイサンへの敵意が目覚めており、ケイレブに協力を依頼する。

■主要な登場人物(?)がこの3人で、舞台はネイサンの別荘の中が主体なので、やや演劇的なテイストもある話。最初はAIとは何かというような高尚な映画かと思ったのだけど、話が進むにつれてネイサンの別荘の中には女性型ロボットがゴロゴロしてたりとか、SFなんだけどちょっとゲスだったりとかで、小池一夫原作の劇画(画はもちろん叶精作)のような感じになってしまった。ちょっと若い方を置いてきぼりにしてすいません。そんなにいないだろうけど。また、エヴァの部分的に皮膚があってそれ以外は内部のメカが見えているようなデザインは、空山基さんというイラストレーターの描く、女性アンドロイドのデザインにすごくよく似ている。

■これもミステリ要素があるので以降は書けませんが、それこそオレが小中学生の時に読んでいた近未来の残酷なSFって感じです。オレは結構面白かったし、ハマる人はハマると思います。しかしアリシア・ヴィキャンデル、今回も体張ってます。

■しかしGoogleは、公にせずこういう研究を本当にやってそうだ。

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