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闇金ウシジマくん Part3 [映画]

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■2016/9/22鑑賞@TOHOシネマズ川崎。今年100本目の邦画49本目。複数回観たのを除き昨年は年間でちょうど100本だったのだが、今年はまだ9月も終わってないのにこの有様。ちょっと観すぎかなあ。

■真鍋昌平の同名原作漫画の映画化シリーズ。原作はつまみ読み程度なんだけど、映像化はすごく好きで、映画の『闇金ウシジマくん』『闇金ウシジマくん Part2』と、ドラマの『闇金ウシジマくん』シリーズは直近までやっていた『Season3』まで全部見ている。そして今作と、来月公開の『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』で映像化は一応完結するらしい。なお『Part3』と『ザ・ファイナル』は独立した作品で、最近よくあるあざとい前後編ではありません。もちろん、前後編の全部が悪い訳じゃないけど。

■「十日五割」の暴利の闇金、カウカウファイナンス。社長の丑嶋馨(山田孝之)と右腕の柄崎(やべきょうすけ)、ホスト上がりの高田(崎本大海)。そしてカウカウの社員ではないが丑嶋の盟友の情報屋・戌亥(綾野剛)。彼らの許に借金を申し込んでくる人たちのエピソードが平行線で進んでいくのが、映画・ドラマの基本フォーマット。

■主なエピソードは二つ。日雇い派遣で食いつなぐ真司(本郷奏多)は、当初胡散臭いと思っていたネット長者・天生翔(浜野謙太)の無料セミナーに参加し、本講座に参加するための費用を親に無心した上でカウカウからも借金して、知り合ったタレント・りな(白石麻衣)を射止めるためネット長者(実際はネズミ講)になるべく奮闘する。

■しかし、天生翔を演じるハマケンの演技が、あの「秒速で一億円稼ぐ男」与沢翼にものすごく寄せてて爆笑。でも、原作単行本の該当の巻に「取材協力:与沢翼」とあるらしいので公認だろう。

■あと一つは、大手メーカーのサラリーマン・加茂(藤森慎吾)は、妻帯者でありながら保険外交員・瑠璃(岸井ゆきの)と浮気しつつ、キャバ嬢・花蓮(筧美和子)に入れあげ、かつ同期のライバル・曽我部(水澤紳吾)の人事評価を改竄しリストラ部屋に送り込むという、藤森の得意キャラ「チャラ男」を遥かに超えたゲス男の役。加茂は曽我部に浮気を知られ恐喝されると思い金銭的な援助をするが、それと自身の遊興費で立ち行かなくなり、カウカウファイナンスを訪れる。

■あとはまあ、それなりの結末になっていくのだけど、ハマケンと藤森慎吾が面白すぎる。ハマケンは結構役者としても(朝ドラや月9などで)活動しているので意外感はないけど、役者として初めて観た藤森慎吾がいい。芸人さんはキャリアがさほどなくても役者として結構ハマるというのは、やはり間の読み方が上手なせいもあるんだろうか。

■毎度の面白さだったんだけど、いつものウシジマくんと比べると若干あっさりだったのは、来月公開の完結編を控えているせいかも。でも、エロとか暴力が嫌いな人以外には満足できる出来じゃないかな。以前にも書いたけど、ヤクザ映画をおおっぴらに作れなくなった現在では、この手の映画はその代替だと思うし。

■映画とは関係ないけど、ドラマの方は深夜枠ということもあるのか、主要キャラクター以外には結構無名の役者さんを使っているというところは、山口雅俊監督はエライと思う。でも映画版では必ず若手女優のエロシーンを入れてくるところは確信犯かな(笑)。


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