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疾風ロンド [映画]

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■2016/11/26鑑賞@チネチッタ。今年126本目の邦画64本目。

■東野圭吾の小説の熱狂的なファンという訳ではないが、ドラマ・映画化作品にはあまりハズレがない。そういう意味では安定感があるのだけど、あまりにも大量に映像化されているので新鮮味には欠ける。でも今作はある意味スキー映画で、最近スノースポーツが流行ってないせいか、大傑作『私をスキーに連れてって』以降は数が多くない。昔は東北に住んでいたせいもあって若き日は結構スキー好きだったわたくしは、最低10年は滑ってないのでその手の映像に飢えていたということもある。そして監督が『サラリーマンNEO』や『あまちゃん』(二番手D)のNHK・吉田照幸さんなので観てみようかと。

■医科学研究所で、殺傷効果の高い危険な生物兵器を開発した研究員・葛原(戸次重幸)。しかし所長・東郷(柄本明)と葛原の上司の冴えない中間管理職・栗林(阿部寛)は危険過ぎるとしてそれを認めず、葛原を解雇。逆恨みした葛原は生物兵器を持ち出しどこかのスキー場の山中に埋め、一週間経てば拡散するようにセットし、所長に三億円を寄こせと脅迫する。無責任な所長に全て押し付けられた栗林。だが、その矢先に葛原が交通事故で死んだとの報。解をなくした栗林はスノボー好きの息子・秀人(濱田龍臣)の助けを借り、生物兵器が埋められていると思われる野沢温泉スキー場に向かう。

■だが、学生時代以来のスキーでほとんど滑れない上に足を怪我した栗林は、捜し物の正体を隠してパトロール員の根津(大倉忠義)と彼に気があるスランプ気味のスノーボード選手・千晶(大島優子)に頼ることになってしまう。

■前半部は以上。これ以降のネタバレはさすがに。ここまで読んでもらった方にはお分かりだと思うんだけど、何といっても主人公の阿部寛がほぼほぼ活躍しないというのが、最近の映画では斬新。東野圭吾さんの原作小説は未読だが、映画自体には結構コント的なシーンが挟まれているのだけど、原作はたぶん真面目一本槍ではないかと。東野さんはエッセイはふざけているものもあるけど、小説ではあまりなかったような。この辺は吉田照幸監督の持ち味かな。以前クドカンが脚本を書いたドラマ『流星の絆』も、小説にはふざけたシーンはなかったのにドラマは結構爆笑満載だった。

■スキー(スノボー)シーンの撮影技術は、30年以上経っているので当たり前だけど『私スキ』の頃とは格段の進歩。そこそこ楽しい映画だし、またスノースポーツが流行ればいいなと思った。

■「じゃあお前が行け」というのはナシで。行きたいのは山々だけど、これだけ離れていて身体が鈍ってるので、うかつに行ったら命にかかわる怪我をしそうで・・・。すいません、けど行きたい。

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