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美女と野獣 [映画]

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■2017/4/23鑑賞@チネチッタ。今年30本目の洋画23本目。

■この映画、もともとはフランスのお話だが欧米各所で映画が作られた。ただ、全世界的に広まったのは、1991年のディズニー製作の同名アニメ映画によるところが大きいと思う。で、その頃たまたま海外出張で欧州便(行きか帰りかは忘れた。昔の話なので)の中で見たところ大変面白かった。言うまでもなく、長時間のフライトでの最高の暇つぶしは、日本公開前の映画を見れることだ(その頃もまだ、作品によっては日本公開が1年後というものも結構あった)。ただ、後悔しているのはその後映画館できちんと観なかったことだ。それについては最後に書く。とにかくアニメが面白かったので観ることにした訳です。

■公開週の日曜日に観たのだが、劇場はほぼ満員で幅広い年齢層。ディズニー映画なので子供も多いかと思ったが、基本ラブストーリーなのでそうでもなかった。遅めの上映回だったしね。予想通り公開週の興収ではぶっちぎりの1位。まあそうだろうね。

■高慢な王子(ダン・スティーヴンス)は老女に一夜の宿を頼まれるが、老女の見かけが醜くそれを拒む。老女は実は魔女で、王子と召使いたちに呪いをかける。王子は野獣と化し、召使いたちはモノにされてしまう。王子が真実の愛を知るまで呪いは解けない。この辺はほぼテロップでさらっと説明される。

■フランスの田舎町に住むモーリス(ケヴィン・クライン)の娘・ベル(エマ・ワトソン)は美しいが読書好きで、村では変わり者という扱いを受けていた。美貌だけが目当てで傲慢な村の権力者ガストン(ルーク・エヴァンス)に言い寄られているが拒絶している。そんな時、旅の途中で迷って王子=野獣の城に立ち寄ったモーリスは、娘のために薔薇を盗んだ咎で幽閉されてしまう。それを知ったベルは城に乗り込み、父の代わりに自らを幽閉して欲しいと野獣に頼む。そして。

■大多数の皆様がご存知のあらすじをグダグダ書いて申し訳ございません。以下の結末については書くまでもないのですが、わたくし残念ながらディテールをほとんど忘れておりました。まあ四半世紀も経ってるからしょうがないよね。

■もちろん実写とCGでの構成なんだけど、素人が見てもとてつもなく金が掛かってそうですよ。村や城は実際のロケ地に造作を作った上でVFXをかぶせてるんだろうしね。そしてディズニーらしく瑕疵がなくて分かりやすい脚本と強烈な劇伴。なんだか物量作戦にやられた気もするけど、もちろん映画としては面白かった。

■ただ、ベルが幽閉中の映像の大部分は、ベルとCG(目の部分だけは俳優を合成してんのかな)の野獣、そして時計や燭台、コーヒーカップといったまあクリーチャーとのやりとりがほとんど。クリーチャーのボイスアクトはもちろん俳優さんがやっていて、ラストで本当の姿に戻るんだけど。

■なので映画の半分くらいはエマ・ワトソンの一人芝居とも言える。なので、エマ・ワトソンに乗れるかどうかがこの映画自体に乗れるかどうかの鍵かな。ま、エマ・ワトソンを嫌いな人はほとんどいないと思うので、余計なお世話かも知れないけど。

『ラ・ラ・ランド』でエマ・ストーンが演じた「ミア」は当初エマ・ワトソンにオファーされたという話もあるが、ワトソンにはこちらのオファーが先だったので断ったとか。この「エマ・エマ」対決は面白い。もちろん本人たちは対決しているつもりはないだろうけど、オレ的には、正統派美人のエマ・ワトソンより、ファニーフェイスのエマ・ストーンが好みですけどね。

■どちらにしろ面白い映画です。興収1位も当然かも。『アナ雪』超えの噂もあるけど、ラブストーリーなので子供受けがちょっとな、という気もする。

■最後に機内上映の話。日本公開前に映画を見れるのはまあまあ自慢な訳で、その当時オレも「あ、それ機内で見た」とか自慢げに語っておりました。恥ずかしい。現在でも洋画の日本公開が半年くらい遅れる例もあり、そういう話も散見される訳ですね。そりゃまあいい。でも幸運にも日本公開前に映画を見れて面白かったなら、帰国後映画館で同じ作品を観て確認し、面白かったら広めるべきではないかと。それをやらなかった昔のオレを強く叱りたい。

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