斉木楠雄のΨ難 [映画]
■2017/10/21鑑賞@109シネマズ川崎。今年91本目の邦画35本目。
■最近の福田雄一監督、流行ってます。昨年くらいまではマニア向けの深夜ドラマ『勇者ヨシヒコ』シリーズや、週刊少年ジャンプ連載漫画が原作と言えども、かなり偏っている映画『HK/変態仮面』シリーズとかね。ところが、これも同じく週刊少年ジャンプ連載漫画が原作の映画『銀魂』が今年大ヒット。この映画も週刊少年ジャンプ連載漫画が原作と、集英社と専属契約でも結んでるんじゃないかと思うくらい。他にもゴールデンのドラマ『スーパーサラリーマン左江内氏』の全話の脚本・監督もやってるし。しかも来年は、山田孝之&長澤まさみ主演の、コメディ要素ゼロの映画の『50回目のファーストキス』の公開が決まってるんだそうな。
■売れ過ぎて勘違いしてないかなと思ったが、本作を観たら、良くも悪くも福田監督でございました。
■地球を滅ぼすくらいの超能力を持って生まれた斉木楠雄(山崎賢人)。ただバカップルの両親(田辺誠一・内田有紀)のおかげもあり、大した騒ぎにもならず高校生になる。しかし進学した高校は変な同級生ばかり。
■文化祭の季節。担任教師は「今度の文化祭で問題が起こると以降中止になる」と言う。文化祭期間中にテレポーテーションで小旅行を楽しむのが趣味の楠雄は、何とかして学内で問題が起こらないように、図らずも超能力を使わざるを得ないはめになる。
■あらすじは以上。あとは福田組の毎度おなじみ、佐藤二朗・ムロツヨシ・新井浩文などなどで、ずっと小さいコントの連続で楽しませてはくれる。あと『スーパーサラリーマン左江内氏』からの賀来賢人は、撮影はこちらの方が先だったと思うけど、福田監督のもとでコメディアンとしての才能が開花したのではないか。ただ、橋本環奈は前作『銀魂』に続いてのヒロイン役なのだが、「1000人にひとりの逸材」って言われてるのはよく分からない。ちょいぽっちゃりの可愛い子、レベルなんで。まあその感想はオレがおっさんだからかもね。
■おそらく制作費は『銀魂』の数分の一くらいだろう。そもそも制作費不足を逆手に取ったチープな演出が福田監督の売りだしね。
■この映画がそこそこヒットしているんだから、勢いって結構恐ろしい。『50回目のファーストキス』が楽しみになってきた。何だよ、結構好きじゃねーか。
■でも、初見の方には薦めない映画です。「???」ってなると思うから。
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