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デトロイト [映画]

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■2018/2/04鑑賞。今年8本目の洋画4本目@TOHOシネマズ川崎。

■この映画、前日に観た『スリー・ビルボード』同様、アメリカでの人種差別(黒人差別)が主要なテーマのひとつ。ただ『スリー』はフィクションなのに、こちらは1967年にデトロイトで起こった暴動を扱ったノンフィクションだし時代も違う。デトロイトという街は(行ったことないですが)かつては自動車産業で名を成した街。そこから超有名な『Motown』レーベルが生まれたという話です。当時は労働集約型産業(今もそうかな)であった自動車産業に、労働者としての黒人の住民比率が高かったそうで。

■監督のキャスリン・ビグローは『ハート・ロッカー』でアカデミー賞監督賞・作品賞など数々の賞を受賞。そして主演のジョン・ボイエガも『スター・ウォーズ フォースの覚醒』以降ブレイクした3人の新キャスト(アダム・ドライバー、デイジー・リドリー、ジョン・ボイエガ)のひとりということもあり、当然本作もアカデミー賞ノミネート発表までは、日本では「アカデミー賞最有力!」という惹句で宣伝されていた。だが結果はノミネートもされてなかった始末。なぜそうなったかの個人的感想は後に書く。

■1967年のデトロイト。直近に暴動が発生して不穏な空気の中、とあるモーテルで空気銃を酔った若者が悪戯で撃ったことから、通報を受けた大勢の警官と州兵が殺到した。警官や州兵の尋問から、白人による黒人への殺戮ゲームへと展開していく。近所の食料品店の警備員メルヴィン(ジョン・ボイエガ)は図らずも騒動に巻き込まれる。

■実話といっても、オレも含める大部分の観客はディテールを知らないはずなので、スリリングな成り行きにドキドキする。敢えてそういう描き方にしているんだろうが、黒人というだけで罪を問う人種差別警官フィリップ(ウィル・ポーター)のクソぶりには本当に拍手したい。メチャメチャ褒めてます。

■白人が支配しているモーテルの中からの脱出劇もテーマのひとつなんだけど、本当にスリリングだった。面白かった。

■なぜこの映画がアカデミー賞の賞の評価に登らなかったというのは、史実だから仕方ないけど、人種差別警官が結果として大した罪に問われなかったこと。そりゃ事実は改変できませんわな。そして主演のジョン・ボイエガが、ずっと第三者的に傍観していたことだ。もちろん彼は実際には警察の拘束を受けていた訳だけど。

■アメリカという国がいいか悪いかって簡単に片づけられるものではないけど、少なくともハリウッドはこういう映画を作り続けている。邦画も頑張って欲しいんです。マジで。

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