SSブログ

岡村靖幸「エチケット+」@STUDIO COAST [ライブ]

51uFDgxb0rL._SS500_.jpg

■2012/02/09。もちろん今年初ライブ。昨年の岡村ちゃん復活ツアー「エチケット」のアンコールツアーのそのまた追加公演。本公演は東京ではSHIBUYA-AXだったが、追加公演は昨年と同じ新木場のSTUDIO COAST。

■1月の渋谷の本公演が取れなかったので、ああ今回もプラチナチケットかなと思い、慎重を期してチケぴとイープラの2つで申し込むと、なんと両方取れてしまったし会場に来たら当日券も売っているではないか!(泣)

■という訳で今回は同行者のMさん(昔の職場の同僚)の他に、お願いして飲み友達の旧姓Mちゃんとその弟くんにも来てもらった。チケットを渡すために入り口付近で待ち合わせ。昔の職場の後輩Sも来るという話だったが遅れて来るそうなので放っといてとっとと中に入る。コインロッカーが混んでたり両替機が壊れてたりで開演まで時間がなかったしね(笑)。

■Mさんとは10年くらい前の岡村ちゃんLIVE@ZEPP TOKYOのライブにも一緒に行った。彼女はそれ以来の岡村ちゃんなんだそうだ。オレも昨年行くまでは同様だったのだが、何しろコチラは昭和時代に川崎のクラブチッタで岡村ちゃんを見たというなかなか人にないキャリアがある(自慢)。旧姓Mちゃんは1月のライブにも行ったのにもう一回行ってもいいということで、わざわざ長野から出てきてくれた。Mちゃんに感謝。

■で中に入ると、いつものことながら女性比率が高いが、たまたま我々がいた場所のせいなのかどうか、どうも平均年齢が高い。中にはわたくし(48歳)よりどう見ても上、という方々もチラホラ見かけてびっくり。旧姓Mちゃんによると、岡村ちゃんは母性本能をくすぐる何かがあるんだそうだ。男のオレにはよく分からんが。まあいいけど「オバちゃん喋り」は萎えるので止めて欲しいなあ。岡村ちゃんのライブを楽しむにはこういうカオスの中に飛び込んでいかんといけないのだろうが。

■セトリは昨年の構成とそう変わるものではなかったが、アルバム「エチケット(パープル・ピンク)」中心の構成の曲はどんどんシェイプされている。ふつう昔の曲のセルフカバーってがっがりする例が多いのだけど、新曲を出してないせいか(?)曲によってはオリジナルのアレンジより良かったりもして、ステージ構成がひとつのリズムでまとまっているという印象を受けた。

■岡村ちゃんの身体の動きも声も昨秋よりも更にイイし、休憩も少なく延べ三時間近くの熱演だった。ただ48歳は足腰ガクガクになって次の日まで疲れが抜けなかったけど(哀)。
いや今回も良かったわ。次はニューオリジナルアルバムで是非ツアーを! 待ってるぜ岡村ちゃん!

■で帰りにMさんと昔の与太話をしながら飲んで終電で帰りましたとさ。あ、Sのコトを書くタイミングがなかった(笑)。

■当日のセットリストはコメント欄に置きます。ご覧になりたい方はどうぞ。まあ、どっちにしろツアー自体は終わってるのですが。

岡村靖幸「エチケット」@STUDIO COAST [ライブ]

51af7F78+5L._SL500_AA300_.jpg
■岡村靖幸4年ぶりの復活ライブ。この前にフェスへの参加はあったが、単独ライブとしてはこの公演が皮切りになる。チケットを取ろうかとは思ってみたものの、結構直近まで逡巡してた。それはやはりライブがドタキャンになるのでは無いかというところと、ミュージシャンとしてどこまで復活しているのかというところで懸念があったからだ。

■逡巡してるうちにチケぴの先行予約を逃し、一般発売で奇跡的にチケットを取れたわけだけど、覚悟を決めて購入した新アルバム「エチケット」の2バージョンで懸念は霧消した。新曲こそ入ってないものの、セルフカバーのアレンジは凄くキレキレで、個人的な感想では半分くらいの曲はオリジナルを上回ってるのかもとまで。これはライブのクオリティに関してどうこういう状況ではないと。

■9/7の夕刻、新木場に降り立つ。以前仕事で来てからだから3年ぶりくらい。晴天で夕焼けが凄く綺麗。大勢の人に紛れてSTUDIO COASTに向かう。初めて来るところだが中は結構広い。正直自分の年齢ではオールスタンディングっていうのは結構しんどいが、よく考えたら岡村ちゃんのライブでいわゆる普通のコンサートホール(座席あり)ってのは聞いたことないかも。客層はサザンとか山下達郎とかの大御所を除いた平均年齢としてはやや高めか。ただ、岡村ちゃんの実年齢(46歳)を考えると意外と若めと思える。

■定刻より5−10分程度遅れてライブ開幕。まあ普通の事なんだけど、最近時間に律儀な山下達郎のライブを継続している自分は若干不満だった(笑)。岡村ちゃん登場。圧倒的な存在感、そして艶のあるヴォーカル。おそらく我流なんだろうがマイケル・ジャクソンやプリンスなみの「トメ」感のあるダンス。ギターもキーボードも凄く、山下達郎とは別の形の「天才」だと思った。強いて言うなら動物的な瞬発力の高さ。そして不覚にも少し泣けた。安堵感なのか何なのか。うん、ファンクでナルシストで変態な天才の岡村ちゃん、お帰り。

■セットリストに関しては既にネットで情報がかなり流れているので、詳しくは触れない。かすかに期待していた新曲の披露はなかったけど、お得意の即興弾き語りもあった。ただオープニングからアンコールまで前回観た「me-imi」ツアーと基本的には同じ。なのだけど、「どうなっちゃんてんだよ」がオープニングで、途中「あの娘僕がロングシュート決めたらどんな顔するだろう」「19nineteen」などを挟み、アンコールの「Out of Blue」で締められると心がトキメクんだよな(ゲイではない)。

■ライブ全体のクオリティに関しては、正直言って期待していたところまでは達していない。アンコールも含め2時間20分程度の全体時間の中で、バンドのソロパートの演奏(岡村ちゃんは袖に引っ込んでいた)、や「白石さん」(バンドの人)のMC、アンコールまでの休憩のスパン等、実質岡村ちゃんが休んでいた時間は30分近かったのではないか。ヴォーカルに関しても途中喉が辛そうなところが多々見受けられた。おそらくは長期のブランクのせいなのだろう。ただ、岡村ちゃんの「前向きな全力のもがき」ってのは感じられたし、前回のライブではなかった本人の笑顔も垣間見られた。

■でもそれで「薬物と手を切って完全復活したんだ」と思うほど僕らファンはお人好しではない。何回も裏切られているから。ただ、未曾有の大震災を受けた日本の復興に対するのと同じくらいは、期待してもいいんじゃないだろうか。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。